早田がリーグMVP、第3試合で敗れた相手に雪辱「早田ひな物語ですね」

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 卓球Tリーグのプレーオフ・ファイナル最終日は27日、東京都のアリーナ立川立飛で女子が行われ、レギュラーシーズン2位の日本生命が同1位の神奈川を3-2で破り、リーグ創設1季目から3連覇を達成した。日本生命は第1試合のダブルスで平野、前田組が浜本、長崎組に2-1で勝利したが、シングルスは森が石川に1-3、早田が木村に1-3と連敗。後がない第4試合で平野が長崎を3-2で退けた。1ゲーム先取の最終第5試合は早田が木村との再戦を12-10で制して、頂点に立った。昨季のファイナルは新型コロナウイルスの影響で中止となり、2季ぶりの開催だった。

 最後は得意な形にこだわった。1ゲームで争う最終第5試合。早田は10-6から木村の粘りにあってジュースとされた後、左腕からのフォアドライブで2連続得点。「エースとしてみんなに勝利を届けたいと強い気持ちだった」。涙をこぼし、喜びをかみしめた。

 木村には第3試合で1-3で敗れた。11月の開幕戦でも対戦しており、0-3の完敗。木村戦を含めて2敗を喫し、チームも神奈川に負けただけに「思うようなプレーができず、開幕戦のことがよぎった」と振り返る。

 1月の全日本選手権後は故障の影響でリーグ戦を欠場し、この日が約1カ月半ぶりの公式戦だった。試合勘が欠け、得意のフォアハンドドライブでミスを連発。「フォアを決めることができれば負けることはないと言い聞かせた」。第5試合は思い切って強打を繰り出し、リズムを引き寄せた。「私らしく勝ちきることができた」。笑顔を見せた早田をみつめた村上恭和監督も「自分で(負けて)物語をつくって、5番(第5試合)で締めた。『早田ひな物語』ですね」と笑った。

 シーズン15勝4敗で2019年に続く自身2度目のリーグ最優秀選手(MVP)も獲得。3月からは国際大会の出場も再開する。「時差調整、PCR検査など、いつもと違う感覚になると思う。試合に勝つために自分をコントロールしたい」。北九州市出身の20歳。24年パリ五輪出場を目標に新たな戦いが始まる。(伊藤瀬里加)

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