男子・桑名 女子・西脇が卒記V 卒業記念レース 【競輪養成所】

西日本スポーツ

 日本競輪選手養成所(静岡県伊豆市、滝沢正光所長)は27日、119期生(男子70人)と120期生(女子21人)の卒業記念レース最終日を同所内の400メートル走路で行い、男子は桑名僚也(23、埼玉)が2角捲りで、女子は西脇美唯奈(19、愛知)が差しで優勝した。男子は犬伏湧也(25、徳島)、志田龍星(23、岐阜)、上野雅彦(19、香川)の3人が準決までの3戦を全勝で決勝に進んだが、完全Vはならず。女子も吉川美穂(28、和歌山)と飯田風音(19、埼玉)が予選3戦を全勝で決勝に勝ち上がったが、ともに後方になり確定板を逃した。九州勢の男子は梶原大地(23、福岡)、北川大成(20、熊本)、上野恭哉(22、福岡)が準決敗退。女子は内野艶和(19、福岡)が決勝に進み準優勝。中村鈴花(19、熊本)は予選3走目で2着に入ったが、次点で決勝に進めなかった。

【ヒーロー】桑名2角捲り

 桑名は「決勝のメンバーは、基本的にみんな強い。前の方にいたいと思った。ちょっとだけ自力を出した。うまくハマって良かった」。流れに乗りながら2角捲りを決めて、してやったりの表情だ。

 ケイリンなど自転車競技に汗を流した日体大を卒業直後に入所したが、コロナ禍での10カ月にわたる養成所生活。外出もできない状況が続いた。しかし「むしろしっかりバンク練習に打ち込めた」とプラスにして努力を重ねた。「今まで優勝というものをしたことがなかった。お金の面も含めて、高校、大学と不自由なく育ててもらった両親に、まず報告したい」。ようやく成績に結び付けて、笑顔の卒業だ。

 本当の戦いはこれから。デビュー後は、「ダッシュ力を生かして一気に前に駆け上がるレースをしたい。埼玉のファンに愛される選手になる」。優勝の勢いで、出世街道を駆け上がる。

【ヒロイン】西脇下克上差し

 卒記前まで在所成績12位だった西脇が一発決めた。「初日は雨。決勝は晴れていたが、風が強くて不安だった」と19歳らしく緊張した。それでも「初日の1、2戦目を自分の思う通りに走れた」と決勝への道を切り開いた。3連勝で決勝に進んだ飯田と吉川は、終2角まで6、7番手。そこに目の前の内野が3番手先捲りを仕掛けてチャンス到来。しっかり追走し、V差しを決めた。養成所での思い出は、決勝で完全Vに挑んだ飯田と過ごした日々。しかし同期で大の仲良しとはいえ、強大なライバルとなる。「走る姿で強いと分かる、柳原真緒さんや尾方真生さんが目標。そしていつかガールズグランプリで優勝できる選手になりたい」。次はプロとして、強豪をなぎ倒していく。

内野笑顔の準V 女子決勝

 ○…女子決勝2着の内野はマスク越しでも分かる晴れやかな表情で表彰台に立った。「初日の2走はてこずったが、予選3走目で1着が取れて良かった」と、最終日の初戦を自力捲りで予選突破を決めて波に乗った。決勝は「周回の並びを見て戦い方を考えた」。3番手で周回すると、吉川、飯田ら後方の成績上位者を警戒しながら先にBS捲り。後位の西脇には差されたが、「自分の精いっぱいの力を出せた」と満足げ。1年半前にジュニア世界選手権のポイントレースで優勝。今後も中距離で五輪を目指しながら、ガールズでも頂点を狙う。

PR

競輪 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング