アピール機で不発…ソフトバンク若手打者に工藤監督が求める「強い気持ち」

西日本スポーツ

 ◆練習試合 ソフトバンク0-1オリックス(27日、宮崎市清武)

 1点を追う9回の攻撃も左腕山田の前に牧原大、真砂があえなく凡退した。好調の上林が自身2本目の安打を右前に運び、紅白戦以降の連続試合安打を7に伸ばしたが、続く釜元がスライダーを引っ掛けて一ゴロ。試合展開に関係なく9回裏を行う特別ルールのため、重い空気のまま守りに就いた。

 試合後、小久保ヘッドコーチはナインにハッパを掛けた。6安打を放ちながら三塁を踏めず、25日のロッテ戦に続く無得点。練習試合とはいえ、工藤監督もアピールが必要なのに沈黙が続く若手に執念を求めた。

 「一球一球、一打席、一スイングを大事に。『生き残っていくぞ』というところで結果が出ないと生き残れない。『この一球を仕留めなければ』『この打席を何とかしないといけない』という強い気持ちで向かっていってほしい」

 1日1000スイングを課されたキャンプを乗り切った野手陣の成長に期待していたからこそ、自然と言葉も熱を帯びた。

 この日は松田や中村晃といったレギュラー組は、キャンプ地の生目の杜運動公園に残って調整。前日の26日に小久保ヘッドコーチは「主力が行かないので、余計に(若手は)チャンス。日本でトップクラスの選手を打てるチャンスなんて、そうない」と期待を寄せていた。

 何しろ相手は、2019年勝率第1位の山岡、昨季の最多奪三振で日本を代表する本格派右腕となった山本の両エース。打ち込めば、そのインパクトも絶大だった。スタメンには小久保ヘッドコーチがキャンプ中の取り組みを評価した三森や、王球団会長が目をかけるリチャードが名を連ねたが、ともに無安打に終わった。

 28日のオリックス戦後、チームは福岡に戻る。3月に入れば、2日の中日とのオープン戦を皮切りに主力も開幕に向けてアクセルを踏み始める。1軍生き残りを狙う若手のアピール機会は、無限ではない。

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