ソフトバンク上林、成長見えたリストの使い方 評論家の視点

西日本スポーツ

 ◆練習試合 ソフトバンク10-0オリックス(28日・宮崎アイビー)

 【西日本スポーツ評論家・柴原洋の視点】

 紅白戦から好調な上林が初回に2点三塁打を放った。注目すべきは打球方向。リストを使い過ぎずに、外寄りの変化球をうまく押し出すような形で左中間に運ぶことができた。キャンプ中から逆方向への打球は意識していたのだろうが、これなら広角に打てる。

 特長の強いリストはこれまで「もろ刃の剣」でもあった。練習では柔らかく使えても、力が入る試合では使い過ぎる癖があったからだ。その結果、外角の落ちる球などを引っかけてしまうことが多かった。今は我慢できているし、2回の右前打も最後に手首を使った「合格点」の一打だった。

 上林は栗原らと右翼の開幕レギュラーを争っている。工藤監督は「結果」を重視する方針とはいえ、同じような成績なら昨季ブレークした1歳年下の栗原が起用されるだろう。疲れが出てくるオープン戦でも結果を出し続けられるか。ここからが本当の勝負になる。

 この日は捕手で出場した栗原も自分のスイングができている。ただ、外角を逆方向に打てることが打率アップに欠かせない点は上林と同じだ。オープン戦が開幕メンバーでの調整になるまでは「自分のチーム」との戦い。他のポジションも含めて競争は激しい。 (西日本スポーツ評論家)

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