ソフトバンク開幕ローテ争い 左の奪三振マシンと157キロ右腕がオープン戦で先陣

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクの笠谷俊介投手(23)と杉山一樹投手(23)が1日、本拠地のファンの前で初の開幕ローテ入りをアピールすることを誓った。今春のオープン戦初戦となる2日の中日戦(ペイペイドーム)に笠谷が先発、杉山が2番手で登板し、ともに4イニング程度を投げる予定。昨年の日本シリーズ以来となる本拠地での有観客試合で、無観客だった宮崎春季キャンプでの成長を証明する。

「結果にこだわる」

 伸び盛りの2人が、残り3枠の開幕ローテ争いの主役を狙う。1日に筑後のファーム施設であった先発投手練習。キャッチボールなどで調整した笠谷と杉山の表情は引き締まっていた。2日の中日とのオープン戦に登板。このマウンドの持つ意味を、どちらも十分に理解しているからだ。

 オープン戦開幕投手の笠谷は「この前は真っすぐを打たれた。ファウルや空振りを取れるようにしたい」と意気込む。「最悪な感じ」と悔やむ2月24日のロッテとの練習試合は、岡に直球をバックスクリーンに運ばれるなど3回2失点。チェックポイントは明確だ。

 2番手で登板予定の杉山は変化球の精度がテーマだ。同23日の西武との練習試合は3回2失点。初回に3四球と乱れたが、「(カウントが)苦しくなったら真っすぐ頼みになるのが一番の課題だけど、スライダーが(ストライク)ゾーンに集まるようになってきた」と改善されつつある。

 今春初のオープン戦は有観客のペイペイドームで開催。宮崎春季キャンプは無観客だっただけに、先発投手練習を見守った森山投手コーチも「今はこんな状況だけど、日本シリーズなど数万人の観客が入った状況でパフォーマンスを発揮できるのがプロ。力に変えてほしい」とハッパを掛けた。

「応援はうれしい」

 2人も歓声を浴びての投球を心待ちにする。笠谷は「オープン戦は結果にこだわっていく。ファンの前でちゃんとした投球ができるように」と力を込めた。昨年の日本シリーズで自己最速タイの157キロを出した杉山も「応援されるのはうれしい」と声を弾ませた。

 ロッテとの開幕3連戦は石川、高橋礼、和田の先発が決定的。開幕ローテの残り3枠は笠谷、杉山、武田、二保、大竹の5人で争う形になりそうだ。オープン戦で先陣を切る2人は、スタートでどれぐらいのリードを奪えるか-。激しいサバイバルが本格的に幕を開ける。 (長浜幸治)

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