ソフトバンク石川「モノノフ対決」ワクワク「エンタメとしていい」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 5日の阪神とのオープン戦に先発する福岡ソフトバンクの開幕投手、石川柊太投手(29)が「シーズンモード」の投球を誓った。プロ8年目で初の大役を控える右腕にとって今季初のオープン戦で、かつ本拠地での登板。さまざまなことを試す絶好の機会だが「シーズン中にあまりやらないことはしない」と普段通りの投球を出し惜しみしない。「石川流」の調整法で、晴れ舞台へひた走る。

■本拠練習で汗

 26日の開幕までちょうど3週間前となる5日の阪神戦に向け、石川の表情はシーズン中と同じく真剣だった。4日のペイペイドームでの全体練習でランニングやキャッチボールなどで汗を流した右腕は、今季初のオープン戦登板を前に言い切った。

 「テーマはゼロに抑えること。抑え方の中で(自分に)甘えないように。全部の球で勝負をしていきたい。シーズン中にあまりやらないことはしない」

 初の大役を任されても気負いはない。参考にするのは今季楽天の開幕投手に指名されたベテラン涌井の姿だ。「涌井さんは10度目ですよね。(開幕投手の心情を)聞いたことはないけど、あの人の雰囲気を見たら、恐らく普段と変わらない。変に硬くなる必要もないと思う」。過去にも「大舞台も小舞台もない」「これが最後のチャンスだと思って投げる」と語ったように、どんな試合でも全力を尽くしてきた石川だからこそ感じた心得だった。

 楽しみな対戦もある。注目を集める阪神のドラフト1位、佐藤輝とは2019年にアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のライブ会場で一緒になり、当時アマチュアだったスラッガーにお願いされた写真撮影も快諾した。同グループの熱狂的ファン「モノノフ」同士の対決に「お互いに球界を盛り上げて、ももクロも広がっていく。盛り上がってくれたらエンタメとしていいのかな」とワクワクを隠せない。

 気持ちだけでなく、自身の状態も開幕に向けて整いつつある。春季キャンプ中に右手中指のまめの影響で紅白戦登板を回避したが、今春初の実戦となった2月27日のオリックスとの練習試合では3回無失点と好投し、不安を振り払った。「本番」まで3週間。出し惜しみせずに、全力投球を続けていく。 (長浜幸治)

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