ソフトバンク石川「まじか」同じモノノフ佐藤輝からの被弾に驚き

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆オープン戦 ソフトバンク0-4阪神(5日、ペイペイドーム)

 自身初の開幕投手が決まっている石川柊太投手(29)が、阪神のドラ1佐藤輝との「モノノフ対決」で本拠地を沸かせた。大型新人に初回に一発を浴びたが、3回はスライダーでバットをへし折る二飛に封じて貫禄を見せた。サンズにも一発を許したオープン戦初登板は4回2/3を4安打2失点。敗戦投手となった右腕は「勝てる投球を妥協せずに求めていきたい」と3週間後の開幕を見据えた。

 開幕投手の大役を託されている右腕がマウンドで思わず苦笑いだ。初回だ。チームが昨秋のドラフト会議で1位指名し、4球団競合の末に逃した阪神のドラ1佐藤輝との初対戦。1ストライクからの外寄りの直球を捉えられた打球は左翼テラス席に舞い落ちた。

 「特別意識はしていなかったけど、本塁打はすごいな。『まじか』という感じもありました」。アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の熱狂的ファンである「モノノフ」同士。ライブ会場で会ったこともある大型新人に浴びた一発を驚き半分で振り返った。

 プロの先輩の貫禄を示したのは3回だ。内角をスライダーで突き、バットを真っ二つにへし折っての二飛。「2打席連続でやられるわけにはいかない。(1死三塁で)ピンチの場面だったし、バットも結果的に折ったし、何とかメンツは保てた」と笑顔を見せた。

 2回は5番サンズに直球を左翼スタンドに運ばれたこともあり、今春初の本拠地のマウンドは4回2/3を4安打2失点。72球でお役御免となったが、得意のパワーカーブやフォークなど変化球も全球種を駆使した内容については「全体的に良かった」と口にした。

 ただ、チームはオープン戦3試合目で初黒星。8年目で自身初の大役を務める石川はチームが敗れたことには首を振った。「負けてしまっているので。勝てる投球を妥協せずに求めていきたい」。今後の課題には、直球の質の向上やカーブの精度などを挙げた。

 3週間後に迫った開幕を見据え、工藤監督は「(石川は)上々です。(続投すれば)7回までで100球少しという投球になったと思う。本人が言うように、手応えをつかんだのは良かったかなと」と評価した。昨季は投手2冠に輝いた右腕は着実に前進している。 (山田孝人)

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