ソフトバンク打線に「小久保効果」じわり 快音連発の12安打

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆ソフトバンク4-3阪神(7日、ペイペイドーム)

 オープン戦とはいえ、3試合連続して湿ったままではいられない。阪神3連戦の初戦が無得点、前日6日の2試合目は1得点にとどまっていたソフトバンク打線が「再起動」だ。1点を追う2回無死満塁。甲斐がチェンの甘いチェンジアップを左翼テラス席に放り込む逆転満塁弾を放った。

 今季オープン戦の自身1号に「絶好のチャンスで最高の結果になった。春季キャンプから数多くバットを振り込んできたので、自信を持って打席に入れている」。小久保ヘッドコーチの下で「1日1000スイング」を目標に振り込んだ成果を実感してうなずいた。

 2回は甲斐の一振りが印象的だが、つないでつくった満塁機でもあった。先頭栗原が内野安打、好調真砂が右翼線二塁打で続き、俊足の佐藤直も捕手前に転がったゴロを内野安打とした。グランドスラム後も周東が中前打と鮮やかな5連打を披露した。

 4得点にとどまったものの、この試合前まで2日連続5安打だった打線が終わってみれば12安打。真砂は3安打で元気のなかった栗原も2安打マルチ、2四球と4出塁をマークした。若手に対して工藤監督は「どんどんいい結果を出してほしい。よく頑張っている」と頼もしそうに目を細めた。

 真砂や佐藤直らは開幕1軍生き残りを懸けた争いの真っただ中。指揮官は「確かに若い子からすれば(開幕戦の)ベンチ入りは一つの目標でもある」とした上で「その先も見据え、多様な対応力も身に付けてほしいな」とさらなる成長に期待を寄せた。

 試合後にはリチャードや三森らが特打に励んだ。小久保ヘッドが導入している「2部練」で、試合開始時間により実施時間はまちまちだが連日行われている。自主的に振り込む選手もいる。2試合の“沈黙”後に快音を連発した打線の裏には競うようにバットを手にするナインの姿がある。 (山田孝人)

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