ソフトバンク和田、虎の怪物新人との対戦で感じた思いは

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆ソフトバンク4-3阪神(7日、ペイペイドーム)

 怪物ルーキーにプロの洗礼!! オープン戦初登板した福岡ソフトバンクの和田毅投手(40)が、阪神のドラフト1位・佐藤輝を「完封」した。初回に3球三振に仕留めると、3回は2打席連続の空振り三振。5回も二直に打ち取り、21歳のスター候補生を手玉に取った。開幕3戦目の28日ロッテ戦の先発が決まっている不惑の左腕は5回1失点と順調な調整を証明。今季も頼れる存在になってくれそうだ。

「対応力感じた」

 不惑の左腕が21歳の怪物新人を圧倒した。初回の初対決。和田は2球で簡単に追い込むと、ギアを一段上げた。「あれだけのスーパールーキーとの対戦は投手にとって楽しみ」。この日最速の142キロで佐藤輝のバットに空を切らせ、鮮やかな3球三振に仕留めた。

 3回は2ボール1ストライクから7球連続のファウルで粘られたが、12球目のチェンジアップで空振り三振。5回は2球で追い込み、3球目の138キロ直球で二直。佐藤輝のスイングを堪能したベテランは「オープン戦でしか楽しむことはできないので」と笑った。

 5日に開幕投手の石川から逆方向への一発を放ったポテンシャルもマウンドで感じ取った。「しっかりついてくるのはすごい。ルーキーと思えない対応力を感じた」。その上で「今回はたまたま僕が抑えたけど、次は彼の能力も上がっている。また抑えられるように」と再戦を心待ちにした。

直球で「ボキッ」も

 オープン戦初登板は5回を5安打1失点。初回にマルテにソロを浴びたが、切れのある直球の球威は健在だ。初回に山本のバットを内角の141キロで折るなど、直球で3度も「ボキッ」という音を本拠地に響かせた。それでも「調子は良い方ではなかった」と自己採点は辛口だった。

 米大リーグ時代のチームメートとの先発対決でもあった。昨季終盤にロッテで日本球界に復帰し、今季は阪神でプレーするチェンは同時期にオリオールズに所属。年下の35歳のサウスポーについて「互いに元気に投げられているのは素晴らしい」と口にした。

 76球を投げて6三振を奪いながら、登板後はブルペンへ直行。工藤監督に「抜けて良くなかった」というカーブについてアドバイスを受け、約20球を投げてチェックした。100球をめどに投げる予定の次回登板は「より本番に近い状態で投げるので、より良い状態で」。先発が決まっている開幕3戦目の28日ロッテ戦をしっかりと見据えた。 (鎌田真一郎)

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