なぜ球団名「ライオンズ」なのか? その歴史が分かる…レアなお宝も

西日本スポーツ 塩田 芳久

 最強軍団、よみがえる-。今年は西鉄ライオンズが誕生して70年の節目だ。これを記念したイベント「西鉄ライオンズの軌跡展」が4月3、4日、福岡市中央区大名の西鉄グランドホテル(GH)で開かれる。日本シリーズの優勝旗、記念トロフィーなど貴重な資料が並び、九州の野球ファンに愛されたライオンズの足跡を振り返る。

 西鉄ライオンズは、福岡を本拠地としたセ・リーグの西日本パイレーツとパ・リーグの西鉄クリッパースが合併し、1951年に発足した。ニックネームは一般公募され、5万3000通の応募からライオンズに決まった。72年に球団譲渡するまで日本一3回、リーグ優勝5回を誇った。中でも三原脩監督の下、巨人を倒して3連覇した日本シリーズ(56~58年)は伝説として語り継がれ、エース稲尾和久、主力打者の中西太、豊田泰光、大下弘ら黄金期の選手たちは「野武士軍団」として記憶されている。

 西鉄GHとライオンズはシンボルマークで結びついている。西鉄GHは69年のオープン以来、福岡市のデザイナー西島伊三雄氏が作成したシンボルマークを使っている。伸び上がってほえるライオンをモチーフにしたもので、全体像は西鉄の頭文字「N」を表現した。ライオンズも同じデザインのシンボルマークをユニホーム(左袖)に採用し、チームの“晩年”を戦った。西鉄GHでは球団の記者会見やパーティー、主力選手の結婚式が行われるなど縁が深く、ライオンズの伝統を伝えるために今回のイベントを企画した。

 「軌跡展」には、西鉄が所蔵するレアなお宝が勢ぞろいする。日本シリーズとリーグ優勝のペナント計8点を一堂に展示する計画で、実現すればライオンズの栄光の歴史が一目で分かる。数々のトロフィーも並ぶが、中には中日スポーツ杯、高知トーナメント優勝といった珍品も。ノンプロ時代のユニホームのほか映像資料、写真パネルも多数そろえる。

 西鉄ホテルズ営業本部の松本憲治営業戦略部長は「西鉄ライオンズという伝説の球団が70年前に生まれたことを多くの人に知ってほしいのが一番の願い。今回は第1弾。1年を通し、西鉄GHでイベントを開いていきたい」と語った。

 熱狂的ファンから、地元球団はホークスしか知らない若い世代まで楽しめる企画展になりそうだ。 (塩田芳久)

■ノンプロ時代のユニホームも

 「西鉄ライオンズの軌跡展」の目玉の一つが、ノンプロ時代のユニホームだ。西鉄は戦前にプロ野球チーム「西鉄軍」を持っていたが、戦況悪化で1944年に解散。46年に西鉄ノンプロチームが生まれ、48年の都市対抗野球で全国優勝を飾った。展示されるのはこの時期のもので、胸に西鉄の社章、袖にはNNRのマークがある。

 優勝チームは監督兼内野手の宮崎要、投手の武末悉昌、捕手の伴勇資、内野手の深見安博ら後に西鉄クリッパース、西鉄ライオンズなどで活躍する選手が中心となっていた。ノンプロの西鉄は、ライオンズの「原点」「母体」といえそうだ。

◆球団発足70周年記念 西鉄ライオンズの軌跡展

 4月3、4日午前10時~午後6時、福岡市中央区大名の西鉄グランドホテル2階「プレジール」。前売り料金は観覧のみが1000円(税込み、中学生以上)、同ホテルのランチ券付きが2500円(同)。いずれも記念ストラップがつく。小学生以下は同伴の大人1人につき2人まで無料。当日は各200円増。問い合わせ・購入は同ホテル営業部=092(781)0346。

PR

埼玉西武ライオンズ アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング