鷹投手陣の明暗、空気感あった男とフォームおとなしかった男/斉藤和巳

西日本スポーツ

 ◆オープン戦 ソフトバンク5-3巨人(9日、ペイペイドーム)

 【西日本スポーツ評論家・斉藤和巳の視点】

 笠谷は開幕ローテ入りを「当確」にしたと言ってもいいほどの投球だった。ベンチもそう感じたのではないだろうか。結果も内容も安定しているし、先発らしい空気感もあった。「開幕からローテに入るんだ」という気持ちで取り組んだことが「形」になっている。

 昨季の経験が自信になっていることに加え、全ての球種の精度が上がって、勝負球にもカウント球にも使えるようになった。だから、ボールが先行しても慌てることがない。昨季までは四球から崩れるシーンもあったが、そんな雰囲気すら感じさせなかった。

 杉山は150キロ台中盤の真っすぐを投げながら、空振りをなかなか取れなかった。2回からはしっかり捉えられることも増えた。それでピッチングが難しくなってしまうようではまだまだ。何より自分の真っすぐにどんなイメージを持って投げているのだろうか。

 彼の魅力はスケールの大きなピッチング。目いっぱい腕を振る中でいろんなことを覚えた方がいい。今回は序盤からフォームもおとなしかった。開幕ローテ争いは今後も続く。最大の武器でもある真っすぐを、フォームを含めて見つめ直すことも必要だろう。 (西日本スポーツ評論家)

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