「彼の読みは素晴らしい」工藤監督絶賛の左キラー川島「100点です」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆オープン戦 ソフトバンク1-1巨人(10日、ペイペイドーム)

 37歳が満面の笑みだ。「バッティングは上出来。100点です」。川島が自らに満点を付けるのも当然だった。先発出場で3打席とも左投手と対戦して3安打。「左キラー」は、その存在感をこれでもかと言わんばかりに発揮した。

 初回1死、今村の外角直球を中前にはじき返すと、3回2死では、内角へのクロスファイアーを力いっぱい引っ張った。強烈なライナーはジャンプして捕球を試みたサード岡本和のグラブをはじき飛ばした。グラブがフィールドに落ち、打球は左前に弾んだ。

 勢いは止まらない。6回無死、3打席目の相手は高梨。昨季21ホールドを挙げた変則サイドで典型的なワンポイントタイプだ。シーズンなら勝負どころの代打起用が想定される状況で、川島はフルカウントから内角に食い込んでくるスライダーを左前打にした。

 代走牧原大を送られ、ここでお役御免。期待通りに活躍したベテランを、工藤監督は「さすがです。彼の読みは素晴らしい。若い人の見本になる。どんどん(話を)聞くべきです」と手放しでたたえた。

■守備は変わらず安定感

 今春のオープン戦で放った4安打は全て左腕から。打率2割6分3厘、4本塁打だった昨季も、左投手に対しては3割1分7厘、3本塁打と、明らかな好相性を見せている。指揮官も「左(投手)の時に出ることも多くなると思うので頑張ってほしい」と期待を寄せた。

 シーズン中も相手先発が左腕のときにスタメン出場が見込まれる。今春のオープン戦では初めて二塁の守備に就いた。「緊張感があって、バッテリーの足を引っ張らないようにと思っていた」と話しながら安定感ある守りを披露。二塁は周東、牧原大らが激しいポジション争いを繰り広げている中、「若手が勢いがいいので、切磋琢磨(せっさたくま)しながらやっています」と意気込む。強みを持つベテランの存在は、チームにとって心強い。 (鎌田真一郎)

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