「オープン戦で打ち過ぎると…」ソフトバンク上林、ジンクスへの答えは?

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆オープン戦 ヤクルト8-8ソフトバンク(12日、神宮)

 福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(25)が宣言通りの大爆発だ。12日のヤクルトとのオープン戦(神宮)で3安打2打点。3回に内野安打を記録すると、6回は6試合ぶりの一発で一挙6点の起爆剤となり、9回も左前適時打と快音を重ねた。過去3試合は8打数無安打と振るわなかったが、復調をアピール。かつて自主トレで師事したヤクルト内川の目前で、右翼のレギュラー再奪取への覚悟をバットで示した。

右中間席最深部に

 上林が“予告”通りの一振りを披露した。先頭で迎えた4点を追う6回。ヤクルト2番手の原が投じた内寄り低め144キロツーシームを巧みに右中間席の最深部に運んだ。「うまく反応して(ボールを)すくい上げることができた」。6試合ぶりオープン戦2号ソロにうなずいた。

 3回の第1打席では4試合ぶりの「H」ランプをともす遊撃内野安打。9回1死三塁ではチームメートだった長谷川の真っすぐを左前にしぶとく落とす適時打など、計3安打2打点。前日11日に「ここから(状態を)上げていきたい」と宣言した通りの打棒だった。

 2月の紅白戦から好調をキープしていたものの、直近3試合は無安打に終わっていた。それでも「結果が出ていなかったが、スイング自体は迷いもなく、順調にきている」と自信は揺らいでいなかった。「オープン戦で打ち過ぎるとシーズンがどうとか言われるが、そんなこと言っていられない。打って悪いことはない。レギュラーを取るために結果を求めていく」。右翼定位置の奪回だけではなく、3年ぶりの全試合出場も見据えている。

 かつて自主トレで師事していたヤクルトの内川とも久しぶりに再会できた。試合前にはグータッチであいさつを交わした。「長い話はできなかったけど、試合でいいところを見せられた」。1安打を放った内川との快音のそろい踏みに笑みをこぼした。

 上林の豪快弾を皮切りに打線も一気につながった。甲斐が中堅フェンス直撃の二塁打で再び好機をつくり、今宮の2点二塁打などで5安打を集めて一挙6点と一時逆転。工藤監督も「本塁打から始まって6点取れたのは大きかった」と、ビッグイニングの口火を切り復調を示した男を評価した。 (山田孝人)

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