前半2分に先制許しながらの逆転劇 J1で1638日ぶり初勝利の福岡「お待たせした」

西日本スポーツ

 J1アビスパ福岡は13日、アウェーで徳島に2-1で逆転勝ちし、J1リーグ戦で2016年9月17日の湘南戦以来1638日ぶりの白星を挙げた。

 真っすぐに思いを乗せて走った。同点の後半23分。冷静に勝ち越しのPKを決めた金森がゴール裏の福岡サポーターに駆け寄った。「応援してくれる皆さんに勝利を届けたかった」。5年ぶりに故郷福岡のクラブに復帰した点取り屋が、逆転での今季初勝利の主役となった。

 スタメンの予定だったブルーノメンデスが試合開始直前にコンディション不良を訴え、城後が急きょ先発した。前半2分には先制点を許した。苦しいスタートにも、チームは動じなかった。

 1点を追う後半から城後に代わって出場した重広が中盤で攻撃に絡み、相手に傾いていた流れを引き戻した。後半8分、高い位置での守備からボールを奪い、流れるようなパスワークからサロモンソンが同点弾。さらに攻撃の圧力を強め、相手のクリアミスからハンドを誘ってPKを得た。

 J1リーグ戦での勝利は、2016年9月17日の湘南戦以来1638日ぶり。その試合でも金森は先制PKを決めていた。「みんなの思いを乗せて蹴った。外す気はしなかった」。冷静に流し込んだ今季初得点は、自身とチームの成長を感じさせる決勝点となった。

 長谷部監督は「お待たせしたJ1での勝利だった。おめでとうございます、と言いたい」とサポーターにメッセージを送った。勝てない時期もアグレッシブなサッカーを変えず、昨季は一度もなかった逆転勝利につなげた。

 同じ昇格組の徳島を敵地で倒し、17日の鹿島戦で本拠地での5年ぶりの白星を狙う。「いいチームになりつつあります」。長谷部監督の言葉には自信と手応えがこもっていた。(松田達也)

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 アビスパ福岡のJ1シーズン初勝利VTR(2006年以降)

 ◆16年 ○1-0FC東京 A 8戦目

 後半16分にウェリントンが頭で先制点を決めた。ロスタイムにPKを与えたが、相手が失敗。無失点で逃げ切った。

 ◆11年 ○1-0甲府 H 14戦目

 前半16分に田中佑昌が右足で決めた先制点を守り切った。相手の倍以上となる16本のシュートを放ち、攻め抜いた。

 ◆06年 ○2-0新潟 H 9戦目

 前半41分にグラウシオが右足で先制弾を決めると、終了間際の後半44分にアレックスが追加点を奪った。

※Hはホーム、Aはアウェー

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