無失点、15年ぶり鹿島撃破で連勝…上げ潮J1福岡 好調鳥栖とのダービーの切り札は?

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆明治安田生命J1第5節 福岡1-0鹿島(17日、ベスト電器スタジアム)

 J1アビスパ福岡がホームで鹿島に1-0で競り勝ち、勝ち点を7に伸ばした。後半終了間際に途中出場の金森健志(26)が左足のボレーシュートで2試合連続の決勝点を決めた。鹿島にリーグ戦で勝利したのは2006年10月7日の第26節以来15年ぶり、J1の連勝は11年9月25日の第27節広島、10月1日の第28節大宮以来。守備陣も鹿島の猛攻に耐え、今季初の無失点にしのいだ。福岡は21日、アウェーで鳥栖との「九州ダービー」を迎える。サガン鳥栖は2-0で柏を下し、大分トリニータはC大阪に0-1で敗れた。

 古巣に恩返しのゴールをたたき込んだ。0-0の後半40分。途中出場した金森が左足でボレーシュート。鹿島守備陣を凍り付かせた。「サポーターの皆さんの力を借りて打ったシュートだった」。15年ぶりの鹿島撃破、ホーム今季初勝利に導く値千金の一撃だった。

 福岡がJ2に降格した5年前、後ろ髪を引かれる思いで選んだのが鹿島だった。チームでの活躍が認められた完全移籍。金森は「鹿島は勝利を義務づけられるチーム。(鹿島を)離れてみて、自分はすごいチームにいたんだなと改めて感じた。今の自分があるのは鹿島のおかげ」と振り返る。持ち味のスピードと運動量を高めながら、J1屈指の強豪クラブで献身的なプレーを身につけ、成長した姿を見せつけた。

 10年ぶりのJ1連勝を狙い、長谷部監督は思い切った起用を決断した。本職はDFの192センチの長身、三国を今季初先発でワントップに据えた。三国が前線でボールを追い、守備陣の裏に抜け出すプレーで相手DFを慌てさせて退場を誘った。20歳の急造FWが踏ん張ると、守備陣も粘り強く鹿島の攻撃をしのぐ。流れを引き寄せた上での金森の決勝弾だった。

 ロスタイムに追い付かれたかに見えたがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって鹿島の得点は取り消され、今季初めて無失点。持ち味の堅守が復活した。

 シーズン初勝利をもたらした徳島戦の決勝PKに続く“救世主”となった金森は「自分たちは残留争いをするつもりはない」。次節の鳥栖戦も古巣との対戦。3戦連発で九州のライバルの快進撃にストップをかけてみせる。 (松田達也)

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