右肘骨折から復活 九州対決でリベンジ誓う福岡大大濠の打率4割男

西日本スポーツ 前田 泰子

 キーマンは俺だ! 第93回選抜高校野球大会(甲子園)は19日に開幕する。九州勢の注目選手を紹介する第3回は福岡大大濠の北嶋瑞己(2年)らを紹介する。(前田泰子)=おわり

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 準優勝した昨秋の九州大会。ベンチの背番号7の右肘はギプスで固定されていた。「甲子園が確実になったのはうれしかったけど、自分抜きで決勝まで行ったのは少し複雑だった」。福岡大大濠の北嶋は当時の心境を率直に振り返った。

 5番に定着した昨秋の福岡大会は打率4割4分と好調だったが、九州国際大付との決勝で死球を受けて右肘を骨折。アクシデントの代償は大きかった。福岡大会の1試合平均得点は11・7点だったが、九州大会は同2・3点で接戦が続いた。

 九州大会を欠場しながら、昨秋は15打点の4番川上陸斗(3年)に次ぐチーム2位の13打点をマーク。「打点が多く、上位と下位をつなぐ役割をしてくれた。その存在は大きかった」。下級生ながら中軸を任せた八木啓伸監督の信頼は厚い。

 中学時代は捕手。高校でも1年夏まで捕手だったが、新チームで川上が正捕手になると、打撃を生かすために未経験の外野手に挑戦。秋山翔吾(レッズ)の動画を見て守備を研究し、昨秋の公式戦では無失策と安定した守備力も披露した。

 九州大会で北嶋不在の穴を埋めた永井大斗(3年)の成長もあって、今春にもらった背番号は12。「7番をつけたかった。ずっと1桁(の背番号)だったので、甲子園で2桁番号は悔しい」。負けん気に、改めて火がついた。

 選抜初戦は大崎との九州対決。1-5で敗れた九州大会決勝の再現となった。2回以降は2安打に抑えられた敗戦について「ベンチで『自分だったら…』と考えていた」と明かす。相手にデータがほとんどないのも北嶋の強み。けがが癒えた2年生は、リベンジマッチの主役を狙っている。

 ◆北嶋瑞己(きたじま・みずき)2004年11月11日生まれ。福岡県大野城市出身。大野小2年時に「大野ジュニアソフト」でソフトボールを始める。大野中時代は「志免ボーイズ」で捕手。

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