ソフトバンク王会長「逃げられないんだから」開幕投手の石川に金言贈る

西日本スポーツ 長浜 幸治

 福岡ソフトバンクの石川柊太投手(29)が18日、王貞治球団会長の「金言」に応える快投を誓った。8年目で初の開幕投手に決まっている右腕は、19日の広島とのオープン戦(ペイペイドーム)に先発。60球をめどに投げる開幕前の最終登板を前に、王会長から「自分に重圧をかけろ」と助言されたことを明かし、結果重視の「本番モード」でマウンドに上がることを宣言した。

 初の大役を担う「3・26開幕」まで1週間。石川が王会長から授かった「金言」を明かした。現役時代から野球ファンの注目を一身に浴び、さまざまなプレッシャーに打ち勝って偉大な記録を樹立した「世界の本塁打王」の言葉に改めて身が引き締まった。

 「重圧をどんどんかけていけ。逃げられないんだから。その中でどうやるか」。開幕前の最終登板となる19日の広島とのオープン戦を控え、この日はペイペイドームでの全体練習で調整。この「金言」を胸に刻みながら、キャッチボールなどで汗を流した。

 昨季は投手2冠に輝いた右腕は「『確かにそうだな』と。その重圧を感じながら、どれだけ自分のパフォーマンスが出せるか。野球選手としてもう一つの経験になる」と受け止めた。同じ育成出身の千賀、東浜らも味わったプレッシャーを成長の糧に変える覚悟だ。

 春季キャンプ中に開幕投手に指名された際には「開幕戦だからといって、いつもより気持ちを高めるとか上げ幅があるわけではない」と口にしたが、本番が近づくにつれて「高ぶるものがないわけではない。あるんですかね、やっぱり」と気持ちに変化が生じた。

 前回登板した12日のヤクルトとのオープン戦は5回2/3を9安打5失点。4四球も与える乱調だった。新たな刺激を受けたのは、17日のDeNA戦。空振り三振を奪い、ガッツポーズを見せた高橋純の熱い姿に「そういう戦いをしないといけない」と奮い立った。

 19日は先発で60球をめどに投げる予定。「状態を上げるために投げるのではなく、打者を抑えるためにどうするか。内容より結果にこだわりたい」。8年目で初めて託された開幕戦の先発マウンドを見据え、気持ちは既に「本番モード」だ。 (長浜幸治)

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