17歳「飛び級」U24代表入りした中野 代表監督に聞いたサプライズ選出の理由

西日本スポーツ

 日本サッカー協会(JFA)は19日、国際親善試合のU-24(24歳以下)アルゼンチン戦に臨む東京五輪世代のU-24日本代表23人を発表し、17歳のDF中野伸哉(鳥栖ユース)が初招集された。九州ゆかりの選手ではGK大迫敬介(広島)=鹿児島県出水市出身=やFW田川亨介(FC東京)=長崎県諫早市出身=らも選ばれた。26日に味の素スタジアム(東京)、29日にミクニワールドスタジアム北九州(福岡)でそれぞれ対戦する。

 中野は昨季途中からJ1に出場し、今季は開幕から5試合連続無失点の好調な鳥栖守備陣をけん引。2024年パリ五輪世代ながら“飛び級”で選出となった。東京五輪のメンバーに食い込めば史上最年少となる。

 U-24日本代表の横内昭展監督(北九州市出身)は本紙の単独取材に応じ、中野をサプライズで招集した理由などを語った。 (聞き手・構成=末継智章)

九州出身 田川&大迫も招集

 -中野を初選出した。

 「今季の活躍が非常に素晴らしくて選んだ。好調な鳥栖でDFラインの一角として大きな存在になっている。年代別代表のキャンプで見て知っていたが、以前はいい選手だなと思う程度だった」

 -一番の成長は。

 「守備だけ、攻撃だけではなく、攻守とも関わっている。それだけの走力を発揮できている。アシストも含めて得点に関わっているし、守備は1点もやられていない。1試合ずつ自信が生まれてきている」

 -将来を見据えて選んだ側面が大きいのか。東京五輪出場の可能性は。

 「もちろんパリ五輪やフル代表を見据えた伸びしろも加味しているが、現時点で東京五輪の可能性がある選手を選んでいる」

 -九州出身では大迫と田川も選ばれた。

 「大迫は昨年(広島で)少し出られない時期があったが、今年はポジションを奪い取っている。精神面で一皮むけているかなと期待している。田川もけがが多くてコンスタントに出られない面もあったが、今季は開幕から調子が良い。ようやくFC東京のサッカーに慣れ、本来のアグレッシブさやゴール前での強引さが出てきた。彼には左足の繊細な技術もある」

 -コロナ禍の影響で昨季からJリーグの交代枠が5人に増えた。

 「レギュレーションが変わる中で継続的に出場する若手が多くなり、今季は完全に主力となって出てくれている。今回選んだ選手たちはかなり成長している」

冨安はA代表 リーダー出現待望

 -久保建(ヘタフェ)や堂安(ビーレフェルト)らフル代表経験者も選ばれた。質の高い試合が期待できる。

 「(南米予選を首位通過した)アルゼンチンも非常に質の高い選手ばかり。技術も高いが、泥くさくタフさも備えたチームだ。ボールに激しく向かうなど、自分たちがどれだけやれるか。地元の福岡で披露できるのをうれしく思うので、期待してほしい」

 -福岡市出身のDF冨安(ボローニャ)はフル代表に入った。

 「この年代で一緒に戦ってきた選手は多いので、彼が五輪代表に入ってチームが乱れることはない。ただ、彼だけがリーダーでは五輪でメダルを取るのは難しい。今回選んだ中でリーダーシップを発揮する選手が何人も出てほしい」

 -6月にベスト電器スタジアム(福岡)であるU-24の試合で新メンバーが入る可能性は。

 「(五輪本番まで)ぎりぎりかもしれないが、いてもおかしくはない。僕らが悩むぐらい出てきてほしい。九州にも(候補の)テーブルの上に何人かいる。もちろんこれまで選んだ選手も追い掛けている」

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