J1記録タイ、鳥栖が開幕から6試合連続無失点 金明輝監督に笑顔なし

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆明治安田生命J1第6節 鳥栖0-0福岡(21日・駅前不動産スタジアム)

 5年ぶりとなったJ1サガン鳥栖とアビスパ福岡の「九州ダービー」は0-0の引き分けとなった。鳥栖は開幕から6戦黒星なし。開幕から6試合連続の無失点は1996年の横浜フリューゲルスに並ぶJ1記録。福岡は鳥栖の猛攻を耐えしのぎ、2試合連続無失点。3連勝はならなかったが、アウェーで貴重な勝ち点1をつかんだ。J1での通算対戦成績は鳥栖の2勝1分けとなった。

 笑顔はなかった。開幕から6試合連続の堅守を貫いた鳥栖が欲しかったのは記録の継続よりも白星だった。金明輝監督は「無失点記録にまったく興味はない。失点しないサッカーより、勝つサッカーを求めている」と強く言い切った。

 序盤から主導権を握り、守備意識の高い福岡に対してシュートを重ねた。トップ下の位置に入った本田は起点をつくり、後半23分には右からの飯野の鋭いクロスを頭で押し込んだが、オフサイドの判定で取り消された。

 鳥栖は左の中野、右の飯野が両翼で高い位置を取り、中盤の底の島川が守備ラインでボール回しに参加する。そこに足元の技術の高いGK朴一圭が加わり、後方からつないでボールを展開する。このスタイルが、今季の躍進を生み出している。

 “攻守”に活躍する朴一圭は、無失点については冷静に振り返った。「攻められていないし、記録が伸びたというより、勝ちきれなかった。失点してでも、勝ちにいく試合だった」。守りを固めるスタイルではないだけに、今後も攻撃的な姿勢を継続するチームの狙いを代弁した。

 勝ち点14の3位につけ、開幕から約1カ月を終えた。序盤のリーグに旋風を巻き起こした戦いぶりに相手の警戒レベルは上がる。前だけを目指す積極的な戦いで、さらに上を狙う。(松田達也)

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