「世界の誰よりも幸せ」桜も笑顔も満開、HKT小川紗奈が卒業

西日本新聞

 HKT48の5期生・小川紗奈(18)が22日、「西日本シティ銀行 HKT48劇場」(福岡市)で、自身最後の劇場公演に出演、同期メンバーとファンに見送られ、約2年4カ月のアイドル人生に幕を引いた。門出を祝福するかのように、全国最速で桜の「満開宣言」が出た福岡市。フィナーレでは仲間がつくったアーチの下を小走りでくぐり抜けた小川。顔をくしゃくしゃにしながら客席に手を振り、最後は満開の笑顔で別れを告げた。

 佐賀県出身の小川は、もともと好きだったというHKTに加入するため、4期生オーディションから挑戦。5期生として2018年11月26日から活動を始めた。優しくおだやかな人柄で、メンバーいわく、料理上手な5期生きっての「ザ・女の子」。ファンからは「さーな」「紗奈ちゃん」と呼ばれ愛された。

 個性あふれる5期生の中で比較的控えめな性格ではあったが、特長のにこやかな笑顔で徐々にファンを獲得。同郷の先輩・宮﨑想乃、馬場彩華と3人で構成する「さがーず」の一員として「FMからつ」の冠番組に出演するようになると、次第におしゃべり好きな一面も見せるようになった。

 HKTメンバーが制作まで手がけたオンライン演劇企画「HKT48、劇団はじめます。」では、劇団「ミュン密」の宣伝広報を担当。報道向けに出す資料の文章を手がけるなどして活動を支え、1期生の今田美奈、4期生の小田彩加とも絆を強めたが、有観客公演を再開したばかりの3月1日に、大学進学を理由に卒業を発表した。

 この日は5期生のみの公演。グループの「末っ子」たちにとって、初めて劇場で経験する同期との別れ。卒業公演の前日にも「博多なないろ」公演で小川と共演した上島楓は1曲目の「友よ」から涙をこらえきれず、仲の良い栗山梨奈田中伊桜莉も目を潤ませた。

 加入前の合宿で怒られたことなど、思い出話にも花を咲かせながら公演は進みアンコールへ。栗山と田中伊とともに「ずっとやりたかった」という「ハート型ウイルス」を披露した。

 続けて、「なないろ」公演で自身がセンターを務め「とても大切な曲になった」という「大好きな人」も5期生で歌った。オンラインの特別配信番組で卒業した同期の工藤や先輩の宮﨑も劇場で見守る中、涙を流しながら「大好きなみんなが幸せでいてくれたら」と願いを込めた。

 一人一人と顔を見合わせながら「草原の奇跡」を歌い終えると、「アイドルになって悔いはない」と最後のあいさつ。「たくさんの楽しい経験ができて、すてきな皆さんに出会えて、世界の誰よりも幸せ者だなって」と声を震わせ、「ずっとずっと、皆さんのことが大好き。出会ってくれてありがとうございました」と涙を拭いた。上島は「紗奈ちゃんが5期生でいたことが誇りに思えるように私たちも強く成長していかなきゃいけない。何かつらいことがあったら5期生を頼って」とエールを送った。

 最後は「皆さんも幸せになってください」とファンにメッセージを送った小川。満面のアイドルスマイルでステージを巣立っていった。 (古川泰裕)

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