ソフトバンク小久保ヘッド 打率1割台の周東を「2軍戦強制参加」、でも開幕スタメン明言

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク1-3オリックス(23日、タマホームスタジアム筑後)

 なりふり構わずやれ!! 福岡ソフトバンクの小久保裕紀ヘッドコーチ(49)が23日、ウエスタン・オリックス戦(タマスタ筑後)を視察し、打撃不振に悩む周東に“喝”を入れた。オープン戦で打率1割3分3厘に終わったトップバッター候補を2軍戦に「強制参加」させた一方で、開幕スタメンを明言。高い期待をかけるが故の愛のムチに、昨季盗塁王を獲得した「いだてん」は応えられるか。

 先頭打者から周東、栗原、グラシアルデスパイネと並んだオリックス戦のオーダー。名前だけ見れば1軍戦と見間違えるほどの打線だったが、6番で先発した甲斐も含めて1軍から参加した野手5人で計16打数1安打に終わった。「うーん、打てないね」。球場を訪れた王球団会長も思わずこぼした。

 視察した小久保ヘッドコーチが特に奮起を促したのは「今のところ苦しんでますよね」と評した周東だった。以前、「周りを見ている余裕はない。結果を求めてやっていくだけです」と意気込みを口にしていた周東だったが、オープン戦は14試合のうち13試合に出場して、45打数6安打の打率1割3分3厘。21日のオープン戦最終戦後には工藤監督が「一番心配と言えば周東君、栗原君、上林君というところ」と開幕に向けての不安要素として真っ先に名前を挙げていた。

 この日も3回に遊撃への平凡なゴロを俊足を飛ばして内野安打としたが、4打数1安打と本調子には遠い内容。結果はもちろん、小久保ヘッドが指摘したのは姿勢の部分だった。「周東は強制的に来させました。本来であれば本人から(志願して)来てもよかったくらいだと思うんですけど。なかったんで、急きょ日曜(21日のオープン戦)が終わった後に打撃コーチに(2軍戦への参加を)指示しました」。落ち着いた口調でさらに続けた。「この世界、なりふり構わずやる姿勢は大事だと思うので」

 厳しい言葉は期待の裏返しでもある。「(工藤)監督とも話して。皆さんもご存じのように、あれだけ打てなくても(試合に)使っているわけだし、そこはぶれずにここまできているので。リセットして開幕は全然違う気持ちで入ってもらいたい」と、26日の開幕戦でスタメン起用することを強く示唆した。

 昨季50盗塁で自身初タイトルを獲得した周東の快足はリーグ連覇、そして5年連続日本一を狙うチームにとって大きな武器であることは変わらない。「去年を上回るようなものを見せてほしい」。周東は24日もタマスタ筑後で行われるウエスタン・オリックス戦に引き続き出場する予定。レギュラーを不動の座とするためにも、小久保ヘッドコーチの“喝”に応えるしかない。 (長浜幸治)

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