ソフトバンク和田「マッチのミスカバーできず悔しい」7回途中3失点、工藤監督は絶賛「チーム勢いづけた」

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆ソフトバンク6-5ロッテ(28日、ペイペイドーム)

 和田がダッグアウトに戻る前に、後輩の肩をポンポンポンとたたいた。肩を落とすな-。失策した松田への励ましだった。7回、2死までこぎ着け、岡に三塁へのゴロを打たせたが松田がファンブル。岡に二盗を許した後、藤岡に低めのスライダーを右翼フェンス直撃の勝ち越し適時二塁打とされ、勝ち投手の権利が遠のいた。

 「マッチのミスをカバーしてあげられなかったことが、本当に悔しい」。球団で40歳以上の勝利となれば、1991年の今井、2001年の長冨以来、20年ぶりのことだった。ただ、そんな自身の記録よりも、ミスをした後輩を救えなかったことにチーム最年長は責任感をにじませた。

 不惑の力投がチームを奮い立たせた。プロ19年目での初マウンドは、序盤はさながらパワーピッチャーのように直球主体で組み立てる。最速144キロの直球は、面白いようにバットに空を切らせ、5回までに三振を六つ奪った。

 自身も出場した北京五輪が行われた08年以来、赤いグラブをはめた左腕は「ストレートも変化球も調子は良かった」。与えた四球は6回2死三塁からの申告敬遠のみ。6回2/3を球数90、被安打5で3失点。自責は2で先発投手としての役目はきっちり果たした。

 チームが昨季、唯一負け越したロッテ戦で3戦2勝、防御率0・52という和田の相性の良さも踏まえ第3戦に据えた工藤監督も絶賛した。「素晴らしかった。ベストコンディションで、良い集中力と素晴らしい球でチームを勢いづけてくれた」。勝敗こそ付かなかったものの、40歳左腕は紛れもなく天敵相手の開幕3連勝に一役買った。 (鎌田真一郎)

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