5年ぶりV狙うラグビー東福岡が因縁の相手に完勝 31日の決勝は3連覇中の桐蔭学園と

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 第22回全国高校選抜ラグビー大会は29日、埼玉県熊谷市の熊谷ラグビー場で準決勝2試合があり、東福岡が東海大大阪仰星に46-17で逆転勝ちし、優勝した2016年以来、5年ぶりに決勝に進出した。2点を追う後半開始早々にWTB遠藤亮真(3年)が逆転トライ。その後は点差を広げ、今冬の全国高校大会で18分を超えるロスタイムの激戦の末に引き分けた因縁の相手を下した。6度目の優勝が懸かる31日の決勝は、4連覇(中止となった第21回大会を除く)を狙う桐蔭学園(神奈川)と対戦する。 (学年は新学年)

■冬は引き分け

 前半のトライ数は互いに譲らず二つずつだった。東福岡が2点を追う後半開始早々、その伯仲した展開に終止符を打った。FW陣の縦突破で内側に引き寄せられた相手防御。スペースが空いた大外に待ち構えていたのはWTB遠藤だ。ボールを受けると自陣から華麗なステップで3人を抜き、左中間へ。鮮やかな逆転トライで流れを引き寄せると、後半のトライ数は6対0と圧倒した。

 後半勝負の狙い通りの展開だった。キックを多用した前半から一転、自陣からつなぐ作戦に切り替えた。「コンタクトでは勝っている。まずは体を当てようと思っていた」と遠藤。激しい防御に運動量とフィジカル、そして局面に応じた判断力で差をつけ、因縁の対決に決着をつけた。

 東海大大阪仰星には今冬の全国高校大会準々決勝でロスタイム18分超の末に引き分け、抽選の結果で東福岡が4強に進んだ。「そこは関係なく、優勝するための1試合として挑んだ」と八尋祥吾主将(3年)。FW戦にこだわりすぎた当時の教訓を生かし、FWとバックスのコンビネーションを重視した。キッカーの負傷交代が苦戦の要因となったこともあり、今大会は前半と後半でキッカーも変更している。

 3年生の多くは中学3年時に福岡県選抜で全国ジュニア大会を制したメンバーだ。2年前には強豪校の1年生が集まった大会でも優勝するなど豊富な経験も強み。優勝した2016年以来の決勝戦は5年前と同じ桐蔭学園となった。相手は今大会を3連覇中、花園でも2連覇した強豪ながら、藤田雄一郎監督は「後半のようなラグビーができれば」と頂点を見据える。好敵手を倒した自信を胸に、王座奪還に挑む。 (伊藤瀬里加)

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