ソフトバンク12球団唯一の開幕4連勝 オリキラー笠谷が見とれた「40歳が投げる球じゃない」理想型

西日本スポーツ

 ◆オリックス1ー3ソフトバンク(30日、京セラドーム)

 プロ7年目で初めて開幕ローテ入りした笠谷がお得意さまの前に立ちはだかった。チームは開幕3連勝。さらに去年は17勝5敗2引き分けと、12もの貯金をつくったオリックスとの3連戦の先陣。「チームの流れに乗っていきたい」。当然のように勝つことを期待されたマウンドで、プレッシャーを抱えながら同学年で同じ左腕田嶋との投げ合いで優位に立ち続けた。

 互いに初回は三者凡退。先に援護をもらったのは笠谷だった。2回に開幕カードで無安打だった松田の適時打などで2点を先制。だが直後、先頭のジョーンズに145キロ直球を左翼スタンドまで運ばれ、たちまち1点差とされた。

 なおもモヤ、杉本に安打を許し1死一、三塁のピンチを迎える。ここで、集中力を高めた。頓宮をカーブで空振り三振に抑えると、続く紅林はチェンジアップでバットを振らせた。連続三振でピンチを脱した。

 開幕ローテ入りを正式に工藤監督から告げられたのは20日。そこから“開幕”が近づくにつれ緊張感も高まった。その中で、自主トレをともにする師である和田が28日のロッテ戦で6回2/3で7奪三振、3失点の好投を見せた。140キロ台前半の直球で面白いように空振りを取っていた。「40歳の投げる球じゃない。あれが理想型」。見とれるとともに、あらためて追いかける道が間違っていないことを再認識した。

 指揮官からも「去年の経験もあるし、得意のオリックスというところで力を出せると思う」と力強く送り出された。昨季5試合に登板し3勝0敗、防御率0・56と圧倒。その相性そのままこの日も、6回を投げ被安打4、7三振を奪い1失点と期待通りの仕事をやり遂げ、“師”よりも先に今季初白星を手にした。

 ソフトバンクはチームとして2年ぶり、そして12球団唯一の開幕4連勝。5年連続日本一を目指す王者が、鮮やかにスタートダッシュを決めた。

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