完敗ソフトバンクの収穫は「滑り込み1軍コンビ」田浦&高橋純

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆オリックス7-2ソフトバンク(31日、京セラドーム大阪)

 完敗で開幕からの連勝が4で止まっても工藤監督に暗さはなかった。「十分に仕事をしてくれましたね」。ともに今季初登板で2回ずつをピシャリと抑えた田浦と高橋純に目を細めた。長いシーズンは始まったばかり。滑り込みで開幕1軍入りした若手コンビの好投は大きな収穫となった。

 待ちに待ったマウンドだった。2番手で4回から登板した田浦は思い切り腕を振った。「緊張したけど、マウンドに上がってからは落ち着いて投げられた」。まずは2番から始まる上位打線をわずか7球で三者凡退に片付けた。

 続投した5回はさらにギアを上げる。1死から杉本をチェンジアップで、頓宮は139キロ直球でそれぞれ空振り三振に切って取った。「ストレートでバッターを押し込むことができたのがよかった。次の登板でも持ち味を出して結果を残したい」。開幕戦前の練習では「俺を使え!」の文字が入ったTシャツを着てアピールした4年目左腕。昨季は1軍登板がなかっただけに、今季に懸ける思いは強い。

 「自分にとっての開幕だったので力が入った」。快投を見せた後輩からバトンを受けた高橋純も奮い立った。6回からマウンドに上がると大城、紅林をともにスライダーで空振り三振。7回もジョーンズをフォークでバットに空を切らせ、計3奪三振。最速は153キロを計測した。

 「どんな場面でも結果を残さないといけない立場なので、きょうのような投球を続けていきたい」。2019年は自己最多の45試合に登板するなどブレークしたが、昨季は右肩や右肘の故障に苦しみ登板ゼロ。6年目を迎えた今季を勝負のシーズンと捉えている。

 8回の1イニングを無失点に抑えた川原も含め、これで開幕1軍入りしたリリーフ陣は全て初登板を終えた。開幕から5試合のリリーフ陣の防御率は1・80。今季も抜群の安定感を示している。田浦と高橋純が頼もしい結果を示し、厚みはさらに増すばかり。さあ再スタートだ。 (長浜幸治)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ