甲子園優勝は逃すも54年ぶりの快進撃 明豊躍進の背景

西日本スポーツ 井中 恵仁 中山 雄介 稲田 二郎

 かつて津久見や大分商などが全国で活躍した“野球どころ”も2013年から18年は選抜大会を逃すなど振るわず、大分県高野連は県勢の実力強化に取り組んできた。関係者からは「こんなに早く結果が出るとは」と喜びの声が上がった。

 佐藤直樹理事長を中心に「指をくわえて見ているだけでは強くならない」と17年から新たに取り組んだのは、県の強豪校が各地の甲子園常連校を訪れ、練習試合を願い出る「遠征」。秋の九州大会予選の上位4校を5~6月、関東、関西、四国、九州の高校にそれぞれ派遣するものだ。

 強豪校を自校に招く「招待野球」と違い、強豪校の練習内容や質を知る貴重な機会となるとともに、練習時間が限られる遠征に慣れることは甲子園大会の備えにもつながった。取り組みが後押しし、この3年は選抜大会に明豊や大分など延べ5校が出場。奥田宏会長は「県勢全体のレベルが上がり、今回の躍進につながった」とみる。

 春夏で全国優勝の実績があり、昨夏の県独自大会を制した津久見の藤丸崇監督は「身近なチームがこれだけの戦いができることが分かり、私たちも自信が持てた」。藤蔭の竹下大雅監督は「選手にとって分かりやすい目標になった。夏は力を付けて挑戦したい」と話した。 (井中恵仁、中山雄介、稲田二郎)

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