「私にはまだHKTが必要」下野、生誕祭&劇場1000回達成のWお祝い

西日本新聞 古川 泰裕

 劇場公演出演1000回を達成したHKT48の下野由貴の偉業をたたえる記念セレモニーが2日、「西日本シティ銀行 HKT48劇場」(福岡市中央区)であった。この日は下野の23歳の誕生日で、ファンが祝う生誕祭も同時に開催された。グループを支え続けてきた1期生は祝福ムードの中、笑顔でパフォーマンスを届けた。

 比較的長い付き合いが多く、ファンを「家族のような存在」と呼ぶ下野。幕が開くなり、多くの“ファミリー”の姿に相好を崩した。MCでもたびたびメンバーから「おめでとう」と祝福され、優しく真面目な人柄で、加入期を問わず親しまれる「座長」としての顔を見せた。

 アンコール後、同期の熊沢世莉奈の司会で始まった「生誕祭」では、3月6日に達成した1000回記念のレリーフが贈られた。先に1000回を達成した上野遥と同じく劇場に飾られる記念品の出来に目を丸くした後は、2期生・田島芽瑠の手紙を、坂口理子が代読した。

 オンライン演劇企画「HKT48、劇団はじめます。」(劇はじ)で、それぞれ異なる劇団の演出を担当し、互いに支え合った。「できるのが当たり前になってしまっている立場にいるから、ほめられることも認めてもらえたと実感することも少なくて、自分が分からなくなってしまうことがあると思う。そんな時は思い切り(ファンやメンバーに)甘えてください」とメッセージを送られ、目を潤ませた。

 その後、ファンに向き合い「本当にいつも支えられています。本当にありがとう」とまずは感謝の言葉からスピーチを始めた。新型コロナウイルス禍で活動は制限されたが、コント劇や「劇はじ」を通して「お芝居をしたいという気持ちを再確認した。お芝居や作品づくりに関わりたいという思いが再加速した」と1年を総括した。

 「なかなかうまくいかないなって、思うことはたくさんあるけど…」と声を詰まらせた下野。「HKTにいることが迷惑なんじゃないかって…やめた方がいいのかなって思うこともたくさんあったけど…」。声の出せない劇場で静かに見守るファンに正直な思いを吐露しながら、「私にはまだ、HKTが必要。外で一人でもしっかり立っていけますって言えるくらいまで、もう少しだけ、アイドルとして頑張れたらいいな」と続け、「自分の信じている部分や『これだけは純粋な気持ちで頑張る』というところは譲らずに、しっかり前を向いて頑張っていきたい」と伝えた。

 公演の終了後には、1000回達成記念としてトークイベントも開催。リラックスした雰囲気の中で終わったばかりの公演を振り返ったり、事前にファンから募集した下野に関するクイズに答えたりして、交流を楽しんだ。締めくくりには「夕陽を見ているか?」を歌い、「家路を急ぐ」ファンを一人ずつ見送った。 (古川泰裕)

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