ソフトバンク千賀きょう1軍、登板日も決定 停滞ムード一掃できるか

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆ソフトバンク2-6西武(2日、ペイペイドーム)

 福岡ソフトバンクの石川柊太投手(29)が打ち込まれた。昨季は4勝1敗と好相性だった西武戦で6回9安打6失点。託された連敗ストップの使命は果たせず、打線も連日の貧打で、ズルズルと3連敗を喫した。3位転落となり開幕4連勝の勢いも消え、漂い始めた停滞ムード。3日の1軍合流が決まったエース千賀滉大投手(28)が重い空気を一掃する。

■背信石川「情けない」

 開幕投手でも負の連鎖を断ち切れなかった。先制を許し、なおも1死一、二塁の3回。石川が4番中村への初球に選んだパワーカーブが高めに浮いた。本塁打王6度の大砲に振り抜かれた滞空時間の長い打球は左翼スタンドではねた。手痛い3ラン。巨体を揺らしダイヤモンドを一周する中村を横目に、右腕は唇を固く結んだ。

 5連打を浴びた3回だけでなく、5回にも3安打を集められ2点を失うなど6回9安打6失点。6失点は昨季初登板だった6月24日の西武戦以来。9本もの安打を許したのは、2018年7月9日の日本ハム戦までさかのぼる。「結果をしっかりと受け止めないといけない。本当に情けない」とうなだれた。

 プロ8年目で初めて託された開幕戦はロッテを7回1失点に封じ、育成出身初の開幕星。開幕4連勝の火付け役となった。昨季の西武戦で4勝1敗、防御率2・62と好相性を誇る右腕だけに、今回は連敗ストップが期待されたが裏切る結果となった。

■オリックス戦KOの大竹抹消

 チームは今季初のカード負け越しに続き、ホーム3連戦初戦を落とした。3連敗で貯金は1となり3位に転落。開幕4連勝から一転、停滞ムードが漂う中で、両ふくらはぎのコンディション不良で調整が遅れていた千賀が3日に1軍に合流することが決まった。工藤監督は「大黒柱ですからね」と復帰を歓迎した。「(1軍に)合流するということは投げるということ。体も大丈夫だと報告を受けました。投げる日も決めてあります」と説明。6日の日本ハム戦(札幌ドーム)で先発する可能性が高い。

 千賀は1月の自主トレで両ふくらはぎを痛め、春季キャンプはリハビリ組で過ごした。順調に回復の階段を上がり、実戦復帰した3月12日の春季教育リーグ・中日戦で最速159キロをマークすると、既に4試合に登板。「僕自身の不安はなくなった」と口にするなど自身の“開幕”への用意を整えている。

 3月31日のオリックス戦で先発し3回7失点でKOされた大竹が、この日出場選手登録を抹消され、次カードはローテが再編されることになる。満を持して1軍の舞台に戻ってくる剛腕が、その存在感で空気を変える。 (鎌田真一郎)

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