王者ソフトバンク、西武に食らった17年ぶりの屈辱だけではない苦境脱出の兆し

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆ソフトバンク2-4西武(4日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(32)が、2戦連発の3号ソロなど2本の長打で復調の兆しを見せた。チームは西武に本拠地福岡では17年ぶりとなる同一カード3連戦3連敗を喫し、開幕4連勝から一転して5連敗。早々と借金生活に陥ったが、6日からの日本ハム3連戦は主砲がパ・リーグ他球団の本拠地で最も得意とする札幌ドームが舞台。千賀とモイネロも昇格する北の大地で巻き返す。

■チーム9安打

 2点を追う9回。2番中村晃からの好打順が3人で終わると、工藤監督は厳しい表情を浮かべた。本拠地福岡で西武に同一カード3連戦3連敗を喫したのは、前身のダイエー時代の2004年8月9~11日以来、17年ぶり。ソフトバンクでは初の屈辱となった。

 開幕4連勝から一転しての5連敗で借金1。工藤監督も「(投打が)かみ合ったら勝ってますよ。我慢するところはしないと」と絞り出した。粘投の和田が6回にドラ1渡部に痛い2ランを浴び、3度の満塁機では6回の松田の中犠飛による1得点にとどまった。

 この日は9安打を放ったものの、チーム打率はリーグ最低の2割1分6厘。それでも、工藤監督は好機をつくったことを前向きに捉えた。「あと1本というところになったが、形はできてきた。少しずつ前に進んでいる」。低迷脱出に明るい兆しを感じ取った。

 序盤にチームを勢いづけたのは3番柳田だ。初回に平井のフォークを右中間二塁打とすると、2点を追う4回には2戦連発の3号ソロ。平井の146キロ直球をフルスイングでバックスクリーンにたたき込んだ。2本の長打で早々と今季2度目の1試合複数安打だ。

 3日の同カードで3打席連続三振の後、9回に左翼席へ一発。この日は「3日の本塁打がいいきっかけとなり、いいスイングができている」と振り返った。この日も第3打席から平井、平良、ギャレットに3三振を喫したが、今季3本塁打はマーティン(ロッテ)と並ぶリーグトップだ。

 6日からは日本ハム3連戦。柳田が昨季は3割6分4厘の高打率をマークした相性抜群の札幌ドームが舞台だ。「まだ始まったばかり。しっかり前を向いて切り替えていくだけ。(柳田が)失投をしっかり安打にできるようになれば、相手にも重圧がかかる」。工藤監督は北の大地での巻き返しを誓った。 (山田孝人)

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