ソフトバンク和田、西武ドラ1渡部への痛恨被弾には配球の伏線が…

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク2-4西武(4日、ペイペイドーム)

 ルーキーに浴びた痛恨の一発に和田が天を仰いだ。1点ビハインドの6回2死一塁。プロ初先発となった西武のドラフト1位渡部に甘く入ったカーブを捉えられた。打った瞬間にそれと分かる打球が左翼席に弾む。ベテラン左腕は顔をゆがめた。

 「ホームランを絶対に打たれてはいけない場面だった。あのイニングを0点で抑えることができず本当に悔しいし、野手のみんなにも申し訳ない」。被弾前の2打席はともに空振り三振を奪っていただけに、唯一の失投に唇をかんだ。

 直前の“エアポケット”も影響した。渡部の打席直前のシーンだ。1死一塁で呉念庭に一塁へのゴロを打たせて併殺で切り抜けたかに思われたが、西武がリクエストを要求。約2分間の検証で判定が覆り、2死一塁での再開となった。一度ベンチに戻りかけた和田にとって切り替えが難しい場面となってしまった。

 工藤監督は左腕を責めなかった。「バッテリーにどういう意図があったかが大事。内角へのストレートには全く合っていなかった。6回になって少し球威が落ちて(カーブを)選択したと思う。低めにいっていたらとか“たられば”にはなるけど、(渡部が)失投を打ったのはお見事だった」

 指揮官の指摘通り、1打席目は内角直球でバットに空を切らせ、2打席目も同じコースの真っすぐで追い込み、チェンジアップで空振り三振を取っていた。被弾した打席も初球は低めに外れたものの内角直球。2球目のカーブをスタンドに運ばれた。

 2回に絶好調の呉念庭に先制ソロを許すなど、6回4失点で今季初黒星。通算50試合目の登板となった西武戦での負け数もカード別で最多の20に達した。それでもこの日は最速144キロを計測するなど直球の威力は十分。今季2度の登板で計12回2/3を投げ12三振を奪うなど、状態は決して悪くない。今井、長冨に続く球団3人目の40代勝利投手は次戦以降にお預けとなった。 (長浜幸治)

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