J1福岡、昇格した昨季の一体感を思わせる引き分け 前主将「誰が出ても」

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆明治安田J1第8節 G大阪0-0福岡(7日、パナソニックスタジアム吹田)

 アビスパ福岡はアウェーでG大阪と0-0で引き分け、貴重な勝ち点1をつかんだ。トップチームの選手2人が新型コロナウイルスの陽性判定を受ける苦しい状況の中、チーム一丸で踏ん張り、2試合ぶりの無失点で勝ち点9とした。

 不測の事態に陥っても踏ん張った。コロナ禍を戦い抜いた福岡は敵地で勝ち点1をもぎとり、長谷部監督は「五分五分に戦えた」と胸を張った。得点にはつながらなかったが、シュート数で10対8とG大阪を上回るなど強豪と渡り合った。

 3日の札幌戦から中3日の準備期間でも、チームは揺るがなかった。前節の先発から外れていたフレッシュな6人が躍動。5試合ぶりにスタメン復帰したファンマが前線でプレスをかけると、カウエや輪湖、グティエレスらも球際での激しい守備でボールを奪って無失点に貢献した。

 前主将は「チームのコンセプトを昨年から積み上げている。誰が出てもアビスパのサッカーは表現できる」と自信を示した。今季から加入し、3試合ぶりに先発出場した吉岡も「監督が調子の良い選手を使うのでモチベーションが高く、練習からみんな高いパフォーマンスを発揮している」とチーム内競争がもたらす活性化を実感している。

 札幌戦から一夜明けた4日、選手2人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。同日の練習は中止。他の選手の陰性判定を確認し、練習拠点の雁の巣球技場(福岡市)の消毒を終えて活動を再開したのは5日夕だった。そんな苦境も乗り越え、一丸で拾った勝ち点1だけに価値がある。

 J2だった昨季もコロナ禍や相次ぐ故障者の続出という試練の中、出場機会を得た選手が活躍した。総力戦で勝ち抜いた昨季の経験を生かし、5年ぶりのJ1でも確かな足取りを刻んでいる。 (末継智章)

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