ソフトバンク・モイネロに調整遅れの不安なし 圧巻の3者連続三振

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆日本ハム2-6ソフトバンク(7日、札幌ドーム)

 帰ってきたソフトバンクの「8回の男」モイネロが圧巻の投球を見せつけた。4点リードの展開ながら6番手でマウンドへ上がると、先頭は代打の杉谷。2球続けて151キロの外角真っすぐでスイングをさせずに追い込むと、最後はワンバウンドしたものの、キレのある129キロのカーブでバットに空を切らせ、貫禄を見せつけた。

 「今季の初登板だったので緊張したよ」としながらも左腕はさらにアクセルを踏む。大田は微動だにできない見逃し三振。最後は代打松本剛を2球で2ストライクとした上で、153キロを外角へと投じた。再びの3球三振で3者連続三振。12球で相手打線を一切寄せ付けず「自分らしい投球ができた」と軽やかな足取りで一塁ベンチへと引き揚げた。

 6日にようやく1軍に昇格した。母国キューバでプレーした後に来日し、コロナ禍に伴う待機期間も影響して調整は遅れた。それでも先を見据えて自身の体と“相談”。ブルペン入りを遅らせキャッチボール中心の練習を続けた。独自の調整で万全を期すと、ファームでは4試合4イニングを投げて無安打、8奪三振。完璧な姿であることを今季初登板できっちり示し「合流は遅れたけど、これからたくさんチームに貢献できるように」と笑顔を見せた。

 工藤監督も手放しでたたえる。「さすが。言うまでもなく、という感じ。僕は打席に立っていないから分からないが、前に飛ぶ感じがきょうはなかった」と笑みが絶えない。今年も圧倒する投球で相手の戦意をそぎ続け、チームを勝利に導く。 (山田孝人)

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