「野球はもういいわ」 ソフトバンク杉山が落ち込んだ時期に情熱を注いだのは

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆日本ハム2-6ソフトバンク(7日、札幌ドーム)

 ソフトバンクは日本ハムに連勝し、3番手で登板した3年目の杉山がプロ初勝利を挙げた

 「思い切り腐っていた。野球はもういいわって」。杉山が三菱重工広島で社会人3年目を迎えようとしていた2018年初春。結果が出ず、登板機会も限られていた。入社3年でプロにいけなければ野球をやめる。覚悟を持って地元静岡から飛び込んだ広島の地でどん底にいた。

 野球の代わりに情熱が向かった先は友人に勧められて始めたボディービル。「ほぼ毎日ジムに通いましたね」。身長193センチの体にみるみると筋肉がつき、ポーズを取るのも楽しくなった。食品に含まれているタンパク質の量もほとんど暗記。「プロのボディービルダーになろう」。本気だった。

 ボディービルの大会へのエントリー直前、JR西日本の補強選手として都市対抗野球への出場が決まった。それまで150キロ前後だった球速は、練習試合で最速157キロを計測した。「体も細かったし、結果的には土台をつくれた」。今季のグラブの刺しゅうは「男は鶏胸肉」。好きなボディービルダーの言葉だ。でかい体でキレてる球を投げ込み続ける。 (ホークス担当・長浜幸治)

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