「いつかHKTのセンターに」研究生公演が最終日 思い出糧に飛躍誓う

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48の5期研究生による公演「脳内パラダイス」が8日、「西日本シティ銀行 HKT48劇場」(福岡市)で最終日を迎えた。9日から正規メンバーに昇格する上島楓水上凜巳花石橋颯、竹本くるみの4人のほか、体調不良により休演が続いていた長野雅も復帰し、現役メンバー12人全員が出演した。新たなスタートへの決意を胸に、同期だけで開催する最後のステージを楽しんだ。

 ♬友よ、歩いて行こう 遥か彼方の 知らない世界へ 少しずつ

 1曲目の「友よ」。ハーモニカを吹く上島も、ベースを手にする石橋も、早くもその目を潤ませた。

 2019年3月にスカラエスパシオホール(同市)で始まった同公演。昨年2月から新型コロナウイルス禍の影響で約1年自粛した。今年1月26日に無観客で再開し、3月からは有観客に。当初はパフォーマンスにたどたどしさが残り、MCも少なめだったが、公演を重ねるごとにメンバーは成長し、互いの絆も強まった。最終日も、公演期間中に失敗したことや、やってみたかったユニット曲など、思い出話に花を咲かせ、息の合ったやりとりでファンを笑わせた。

 最後の曲を披露する前には、出演メンバー全員が「脳内パラダイス」公演への感謝と、これからへ向けて決意のメッセージを披露した。チームKⅣの一員となる竹本は「5期生を引っ張っていけるように、これからのHKTを引っ張っていけるように、もっともっと胸を張って頑張っていかなきゃって、もっともっと輝かなきゃって思う」と涙ながらに話した。

 「5期生のみんなにたくさん支えてもらった」と感謝した石橋は「いつかHKT48のセンターに立てるように、もっともっと頑張っていきたい」と元気よく宣言。チームHに昇格する水上も「昇格したからこそ、また新たな目標とともに、先輩の中に入ってももっと輝ける存在になれるように」と決意を新たにした。

 同じくチームH所属となる上島は「またみんなで歌える日が来たとき、お互いに成長して、いい刺激を与え合えるような同期でいたい」と“再会”の日に思いをはせながら「不安もあるけど、この2年があるから大丈夫」と、新たなステージでの活躍を誓った。

 今回、昇格はなかったがトークや歌などで公演をけん引してきた市村愛里は「正直に言うと、今はすごく悔しい」と素直な思いを吐露。「5期生全員で昇格したかったけど、現実は甘くない。長い間この公演をできて良かったし、好きでいてくれたファンの皆さんには感謝しかない」と頭を下げた。

 久々のステージとなった長野は「脳内パラダイスはひとつの青春」と総括。「この先もっとつらくて厳しいことがあっても、私はあきらめない。HKTにとって必要不可欠なメンバーになって、貢献したい」と決意を語り、拍手を浴びた。

 最後は、卒業したばかりの小川紗奈も劇場で見守る中、出会いへの感謝を歌う「草原の奇跡」を伸びやかな歌声で披露した。手をつなぎ、笑顔を交換し、涙ぐむ仲間の肩をたたいて励まし、青春の一幕を締めくくった。 (古川泰裕)

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