広島大瀬良ら育てた名伯楽が指導 大学野球の聖地目指す2年生コンビ

西日本スポーツ

 福岡六大学野球の春季リーグ戦(西日本新聞社後援)は10日、福岡市の福工大野球場で開幕する。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、関係者を除く無観客で開催。順位は勝ち点で決定し、コールド制が採用される。

 春季リーグ戦7連覇(昨春はコロナ禍で中止)を目指す九産大にストップをかけようと九共大が9年ぶりの春の優勝を狙う。昨秋3勝を挙げた坂元創(春日)と木村仁(北九州)の2年生右腕コンビがキープレーヤーだ。

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 9年ぶりの神宮を目指す九共大で、投手陣の軸として期待されているのが2年生のダブル右腕、坂元と木村だ。「オープン戦の最後の試合もいい感じで投げられた」と坂元。今季から本格的にリーグ戦で登板する木村も「楽しみ」と笑みを見せた。

 昨秋は坂元が6試合に登板し、3勝を挙げた。九産大との優勝決定戦も先発を任され、敗れはしたがチームの柱として信頼を得た。入学前に股関節の手術を受け準備不足のままリーグ戦に突入。勝ち星は挙げたものの「ぶっつけ本番だった」と納得できる投球には程遠かったという。

 木村は昨秋、もっと悔しい思いをしていた。リーグ戦1週目で1/3回を投げたのみ。腰の疲労骨折が判明し2週目以降は練習すらできない状態だった。「坂元が活躍するのを見てめちゃくちゃ悔しかった。一番刺激を受ける存在」と今季の巻き返しを心に誓っている。

 昨春のリーグ戦は中止され、昨秋デビューした2人の成長を支えたのは仲里清前監督だった。大瀬良大地(広島)らプロで活躍する投手を育ててきた名伯楽に昨秋から週に2―3日、指導を受けた。体の軸をつくって投げるようにと指導を受けた坂元は「制球が良くなってインコースに投げられるようになった」と成長を実感。先月のオープン戦で自己最速の153キロをマークした木村は「力む癖があるので体の使い方を教わった。今があるのは仲里先生のおかげ」と感謝の言葉を口にする。

 2人が目指すのは神宮の舞台だ。九共大が最後に全日本大学野球選手権に出場したのは大瀬良と川満寛弥(元ロッテ)を擁し4強入りした2012年。一昨年までは6年連続でライバル九産大に優勝を決められている。「九産大もそうだけど、直接対決の前に負けないようにしたい」と坂元は昨秋を2勝上回る5勝を目標に挙げた。球速にこだわる木村は「投げた試合はすべて勝ち、155キロを出したい」と意気込む。今季こそライバルを倒して神宮の舞台へ。全員の気持ちを込めてマウンドに上がる。(前田泰子)

 ◆坂元創(さかもと・そう)2001年7月20日生まれ。鹿児島市で生まれ幼いときに福岡県春日市に転居。白水小1年のときに「上白水Jr.ライオンズ」でソフトボールを始める。春日西中では硬式クラブ「福岡スワローズ」(現福岡スーパースターズ)で投手。春日高では投手。3年夏はエースで福岡大会8強。昨秋はリーグ戦で3勝1敗。188センチ、86キロ。右投げ右打ち。

 ◆木村仁(きむら・じん)2001年9月16日生まれ。福岡県行橋市出身。泉中で野球部に入部し野球を始める。中学では三塁手で3年時に県大会8強。北九州高1年のとき投手に転向し、3年春の福岡大会からエース。3年夏は福岡大会3回戦で東海大福岡に敗れた。181センチ、87キロ。右投げ右打ち。

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