ソフトバンク石川「最多勝対決」一歩も引かず「テンポ」反省も7回1失点

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆楽天1-1ソフトバンク(9日、楽天生命パーク宮城)

 開幕投手が意地を見せた。同点で続投した7回。石川はわずか6球で3人を片付けた。4回に適時打を許した渡辺佳を100球目で二飛に仕留め、太田は直球で中飛。辰己は3球連続のパワーカーブで投ゴロに料理し、104球を投げてマウンドを救援陣に託した。

 「自分の中では反省しなければいけないところが多い。テンポという点では物足りなさを感じる」。2回から6回まで毎回安打を許した。4回は2死からの3連打で先制されたが、懸命に踏ん張った。7回を7安打1失点。苦しみながらも先発の役割は果たした。

 昨季は千賀とともにタイトルを分け合った楽天涌井との「最多勝対決」に、気持ちをリセットして臨んでいた。3月26日のロッテとの開幕戦は7回1失点。育成出身投手で史上初の開幕勝利を挙げたが、4月2日の西武戦は6回6失点で今季初黒星を喫したからだ。

 「開幕投手という大役をやらせていただいたけど、勘違いしちゃ駄目だと前回登板で思った」。この反省を踏まえ、首位に立つ楽天との今季初戦に「中継ぎのつもりで一球一球を全力で投げる」と挑んだ。開幕戦から2連勝と好調な涌井にも一歩も引かなかった。

 6日の日本ハム戦では千賀が登録即先発してチームの連敗を5で止めたが、守備で左足首を捻挫し戦列を離れた。「チームを背負えるほどの手応えはない」と控えめな右腕には、再び大黒柱不在となった先発陣の中心として期待がかかる。その重責は理解している。

 前回登板は西武高橋、そして今回は涌井と開幕投手対決。自身の主戦場となる週末カードの初戦は、今後もエース級との投げ合いが続く。「守備に助けられた部分が大きかった、もっと自分の投球をできるようにしたい」。救援陣も踏ん張り試合はドロー。石川はチームに勝利をもたらす投球を改めて誓った。 (鎌田真一郎)

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