前半14分に退場者、J1福岡が魂のドロー C大阪に2ー2

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆明治安田生命J1第9節 C大阪2-2福岡(10日、ヤンマースタジアム長居)

 価値ある勝ち点1-。アビスパ福岡はC大阪に引き分け、敵地で2試合連続の勝ち点をつかんだ。前半14分に退場者を出す苦しい展開ながら、後半22分にMF吉岡雅和(26)のJ1初ゴールで先制。2分後に追い付かれ、終盤に勝ち越されたものの、後半43分にファンマ(30)が頭で同点ゴールを決める粘り強さを見せた。2ー2で引き分け、勝ち点を10に伸ばして暫定11位につけた。

 諦めない執念が形となったゴールだった。1点を追う後半43分。ファンマが右からのクロスに188センチの巨体を投げ出し、頭で押し込んだ。「われわれがまとまったパワーを持っているチームであることを示せた」。敵地で苦しみながらも粘り強い戦いで引き分けたチームの思いを代弁した。

 前半14分、志知のタックルがVARでの判定で危険とみなされ、退場となった。1人少ない苦境ながら、全員が献身的な守備を意識し、守りを固めた。0-0で折り返すと後半20分すぎには自陣でボールを奪い、狙い澄ましたカウンター。その流れで奪ったコーナーキックから吉岡が先制点を挙げた。

 武器の左足でカーブの掛かった鮮やかなJ1初ゴールを決めた吉岡は「10人で何をすべきか、みんなが判断した」と胸を張った。3日の札幌戦は同点に追いついた2分後に勝ち越し点を許し、そのまま敗れた。この試合も先制点の2分後に追いつかれ、さらに7分後に勝ち越されながら今回は反発力が芽生えていた。

 長谷部監督は「先制点を取った後、もっといいマネジメントができたら勝てたんじゃないか」と注文を付けつつも、選手のひたむきな姿勢を称賛。「2得点を褒めてあげたい」と目を細めた。

 今季は敵地で1勝4分けと負けなしだ。試合運びに向上の余地を残すとはいえ、5年ぶりのJ1の舞台で一丸の戦いを前面に出して中位に食らいつく。「勝ち点1を取って、チームに強い絆が生まれている」と長谷部監督。耐えしのいだ試合後の選手の表情から充実感がにじみ出ていた。(松田達也)

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