プロ初勝利のソフトバンク田浦「緊張必要ない」強気な信条、高校時代の清宮に対しても…

西日本スポーツ

 ◆楽天0-2ソフトバンク(10日、楽天生命パーク宮城)

 ソフトバンク4年目左腕の田浦が強心臓ぶりを発揮し、待望の初勝利をつかんだ。1-0の6回から3番手で登板。2死二塁のピンチを招いたが動じない。鈴木大を低めに制球した真っすぐで二ゴロ。7回も走者を背負ったものの、後続を抑えた。2回無失点で「ブルペンデー」の一角として役割を果たした。「素直にうれしい気持ち。走者を背負っても、次の打者で抑えられたことは自信になる」と笑顔だった。

 2年目に1軍で8試合に投げたが、昨年は腰痛などで2軍戦の登板も1試合にとどまった。雪辱に向けて、昨オフの自主トレは同じ左の中継ぎでチームの先輩でもある嘉弥真のもとへ。「打者に対する攻め方とか多くを学べた」とうなずいた。

 この日は30球を投げ、映像を見たダルビッシュ(パドレス)に絶賛されたこともある得意のチェンジアップは1球のみ。自主トレで広げた投球の幅が生きた。

工藤監督も「物おじしないし、マウンドで緊張したりもしないよね。ナイスピッチングだった」ブルペンデー成功の立役者の一人となり、チームの2分けを挟んでの4連勝に貢献した田浦をたたえた。

 強いメンタルは熊本・秀岳館高時代から変わらない。2017年に千葉県内で開かれたU-18W杯に出場する高校日本代表の合宿。チームには東京・早実高の清宮(現日本ハム)らもおり注目度はケタ違いで、報道陣の数も多い。異様な雰囲気でミーティング時にはきょろきょろとする選手も多かったが、田浦はどんと深く椅子に腰掛け「すごいメンバーだけど…、緊張する必要はないじゃないですか。自分のやることは決まってるので」と言い切り、首脳陣の話に耳を傾けた。

 本番ではトータル6試合、13回2/3での通算防御率は1・32。投球回の倍以上となる29三振を奪うなど有言実行の活躍ぶりを示した。身長は168センチと小柄だが、そうしたことに話が及ぶと「小さいなんて思っていないですよ。不利だなんて思ったことない」と語気を強めたこともある。童顔のルックスとは対照的な強気なスタイルが信条の21歳が、工藤ホークスの強力ブルペン陣を一層盛り上げる。

(山田孝人)

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