「うふふ…」ソフトバンク工藤監督もうれしそう 打線改造山本KO

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク4-1オリックス(14日、ペイペイドーム)

 やられたらやり返す。「プロの鉄則」をチーム一丸で体現した。今季初対戦した1日の試合では二塁すら踏めず、13三振を奪われて完封を許した山本を6回途中でKO。「一回ここでバシッといきたかった。黒星を付けられたことが何より大きい」。今季初の3安打猛打賞で剛腕攻略に貢献した松田は胸を張った。

 執念が打球を一押しした。2回2死二塁、松田は山本の内角に食い込む154キロにバットを真っ二つにされながら、打球を中前に落とした。「自分らしい根性バッティング。どういう形でも先に点を取れて良かった」。直前の無死一、二塁では中村晃が犠打を失敗して併殺に倒れていた。それだけに価値ある先制打となった。

 執念はオーダーにも表れた。「小久保ヘッドコーチの提案。先制攻撃を大事にしたかったし、調子がいい人を上位に置いた」と工藤監督。野手のスタメンは13日と同じでも、打撃不振の今宮を2番から9番に回し、3番以降を一つずつ繰り上げた。2番柳田、3番グラシアルで、打撃好調の栗原が4番。3人とも今季初の打順だった。

 「ミッション」を完遂したのは、山本に疲れが見え始めた6回だった。1死一、二塁で中村晃が外角低めのフォークをしぶとく中前に運んだ。汚名返上の一打で2点目を奪うと、さらに松田の中前打で満塁とし、甲斐が内角のシュートを中前にポトリと落として3点目。一気の3連打で難攻不落の相手エースをマウンドから引きずり降ろした。

 難敵へのリベンジに成功し、オリックス戦の連敗を3で止めた。「山本君に勝てたんで、明日は誰がきても打ちますから。うふふ…。それは違うか」。いつになくうれしそうな工藤監督の様子から、その事実の重さがうかがえる。3カード連続の勝ち越しへ、大きな壁を乗り越えた。 (長浜幸治)

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