ソフトバンク、天敵・光成にまた負けた 対戦成績8連敗、どう止める

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆西武2-1ソフトバンク(16日、メットライフドーム)

 天敵にまたやられた。初回にジュリスベル・グラシアル内野手(35)にチームとして8試合ぶりのアーチが飛び出し、幸先よく先制したが、後が続かない。西武の高橋に7回3安打1失点に抑え込まれ、1日で首位から3位に後退した。高橋には2019年から8連敗。西武に開幕から引き分けを挟まない4連敗は1982年以来となった。18、19年とリーグVを阻まれた難敵に今年も苦しめられそうだ。

■わずか3安打

 無情の飛球がファウルグラウンドにふわりと舞い上がった。1点を追いかけていた7回2死一、二塁。高橋がフルカウントから投じたフォークボールを甲斐は捉えることができず捕邪飛。マウンド上でガッツポーズを繰り出す右腕とは対照的にホークスベンチに悔しそうな表情が並んだ。

 またしても苦杯をなめた。これで2019年から3年越しの8連勝を許した。工藤監督は「打者のイメージもあるんだろうけど何とか打ち崩さないと、次も同じようにやられてしまう。また次こそはという思いでいくしかない」。楽天に復帰した田中将がホークス相手に8連勝のまま渡米し、現在も継続中となっているが、常勝軍団にとっては異例。1日で首位からも引きずり降ろされ、屈辱以外の何物でもない天敵になっている。

 久しぶりの快音が、チームに明るい光をもたらしたはずだった。初回2死。グラシアルが高橋のカットボールをバックスクリーンの左へ運んだ。2号先制ソロ。チームにとっては8試合ぶりの本塁打。前回の一発も放った頼れる助っ人が「いいスイングで打つことができたね」と話すように、リーグ屈指の長打力を誇る打線が“らしさ”を取り戻して高橋攻略の機運は高まっていた。

■7回に好機も

 ところが力のある真っすぐに加えてフォークやカーブも巧みに織り交ぜられ、4回以降は3イニング連続で無安打での三者凡退に封じ込められた。試合前に小久保ヘッドコーチは「低めの見極めが大事になると思う」と話していたが、指摘通り低めの真っすぐに苦しめられた形でもある。7回を投げた右腕からはわずかに3安打。2日の対戦でも8回まで4安打に抑え込まれただけに対策は急務だ。

 前回カードは本拠地で3連敗し、これで4連敗。西武に開幕から引き分けを挟まない、ストレートで喫するのは6連敗だった1982年以来39年ぶりだ。4年連続で負け越しもしている敵地初戦での黒星。3試合連続で2番に入った柳田もノーヒット。3試合で1安打と調子が気掛かりだ。

 継投にもかわされ手ごわさを増す宿敵に、工藤監督は「1年戦わなければいけないのでね。しっかり切り替えて」と前を向いた。今季は開幕で7連敗中だったロッテ二木を、14日のオリックス戦では前回対戦で完封を許していた山本を攻略している。このままでは終わらない。 (山田孝人)

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