グリーンに近づくと驚きの光景が…! 八女上陽GC(福岡県八女市)
松山英樹のマスターズ・トーナメント制覇という快挙に目頭を熱くしたゴルファーも多いのではないだろうか。日本中が歓喜した偉業により、ゴルフ熱が高まることは間違いない。今回は真っ赤な屋根のクラブハウスが目を引く福岡県八女市の「八女上陽ゴルフ倶楽部(GC)」を訪問した。新型コロナウイルス感染拡大による影響で中断していたゴルフ特集を再開する。(松田達也)
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絶好のゴルフシーズンを迎えた。初夏のような陽気に包まれたコースに到着。感染対策が施され、手入れの行き届いたロッカールームに足を踏み入れると、すがすがしい気持ちになった。

スタートは10番ホール、441ヤードのパー5。久しぶりの取材ということで緊張もあったかもしれない。2打目以降のショットに苦しみ、なんとか5オンでたどり着いた。ようやく…。一息ついてグリーンに近づいた瞬間、驚きの光景に足が止まった。

ともにラウンドしてくれた大塚翔太支配人代行がすかさず一言。「グリーンに乗っても、というのがありますからね」。10番のグリーンは2年前に改装して広さが増し、縦は約70ヤードの長さを誇る。結局、3パットでトリプルボギーをたたく滑り出しになってしまった。
乗せただけで安心するか、それともカップが遠い焦燥感にとらわれるか―。ゴルファーの心理によって攻め方も受け止め方も異なるため、初心者も上級者もグリーン周りの攻防を楽しめそうだ。10番以外のホールもグリーンが広く設計されており、今回のラウンドでは3パットが続いた。
なかなか乗り切れない私に、3番ホールを終えた大塚支配人代行は「ちょっと上の方からグリーンを見てください」と声を掛けてくれた。よく見ると、五つの小さなバンカーと細長いグリーンはまるで足の裏の形。遊び心のあるコース設計を発見し、笑顔を取り戻すことができた。訪れた方も、隠れた魅力を発見していただきたい。
ラウンド後は、軟水「美肌の湯」の大浴場で汗を流した。開放感のあるクラブハウスは消毒など感染対策も徹底され、最後まで気持ちよくプレーできた。
コースを満喫した後、毎度思うのは未熟な腕前への反省だ。取材の前日は、ドローンで撮影したコースの映像をホームページで何度も確認。コース攻略のイメージは十分だったが結果は出せなかった。次回は併設の宿泊施設での“合宿”もありだろうか。
◆概要 開場は1992年。イン3347ヤード、アウト3447ヤード。設計者はイアン・ベーカーフィンチ。近隣の福岡県筑後市に福岡ソフトバンクホークスのファーム施設があるため、シーズンオフなどは球団関係者の利用も多いという。
◆所在地 福岡県八女市上陽町北川内2914の1
◆アクセス 福岡方面、熊本方面からともに、九州自動車道の八女インターチェンジ(IC)より約30分。
◆問い合わせ 0943(54)3030
◆グルメ 一番の人気メニューはボリュームたっぷり250グラムの「サーロインステーキ」(税込み1980円)。スープやサラダも付いており、前半を好スコアで回ったら最高のぜいたくになる。

熊本県産の「あか牛」を味わえるハンバーグを使った「サイコロステーキ&ハンバーグ」(同1600円)も絶品で、具材たっぷりの「ちゃんぽん」(同1350円)も根強い人気を誇る。

レストランは、以前は横並びに座っての食事を推奨していたが、各テーブルにアクリル板を設置。同伴者が対面できるようになった。コロナ禍での感染対策を施しながら、食事の時間も楽しめるように工夫されている。

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