それでもソフトバンクの1番は周東がベスト/柴原洋

西日本スポーツ 坂田 恵紀

【西日本スポーツ評論家・柴原洋の視点】

 プロ野球が開幕して1カ月。福岡ソフトバンクは千賀と東浜という先発ローテーションの軸が不在にもかかわらず、2位楽天に0・5ゲーム差の首位に立っている。球団OBで西日本スポーツ評論家の柴原洋氏(46)にここまでの戦いぶりや今後、注目する選手などを聞いた。(聞き手・構成=坂田恵紀)

 -首位に立っている要因は。

 救援陣の頑張りと、開幕した時より打線につながりが出てきた。決して盤石ではなく日本一になるために必要な部分もはっきりした。

 -必要なところとは。

 1番周東の出塁率を上げないといけない。打率も。強い打球を打ちたいという意識からだろうが、右肩の開きが早い。内角を意識させられた後、外角の球を引っかけさせられている。打席での迷いもあるのか、三振も目立つ。

 -同じ左打者として、どのような対処が考えられるか。

 同じようなことがあったが、詰まってもいいので逆方向に打つことを練習から徹底し、肩が開かないように体で覚えた。周東の足は守っている選手には脅威。三遊間に転がしていけば必ず率は上がる。

 -1番は周東か。

 塁にいるだけで相手バッテリーに圧力をかけることができる。塁上に周東がいて柳田、グラシアルと勝負する投手は大変だ。初回から周東が出塁すれば2、3点が期待できる。ソフトバンクは救援陣がしっかりしていて選手層も厚いだけに、初回から相手チームの戦意を喪失させることができる。だから1番周東がベストだと思う。出塁率を上げ、凡フライと三振は極力なくしたい。

 -チーム打率12球団トップ。2戦連続2桁安打。打線につながりが出てきた理由は。

 グラシアルと栗原、下位打線も松田と甲斐が好調なことが大きい。代打でも川島と長谷川の成功率は驚異的。一振りに懸ける集中力はチームを鼓舞している。ただ、チーム盗塁数の9は少なすぎる(リーグ最多の西武は26)。得点力アップにつながらない。やはり周東の出塁率アップは欠かせないし、5年連続日本一に向けた鍵になる。

 -気になるところは。

 今後、先発陣の奮起はもちろんだが、救援陣をうまく休ませながら回す必要がある。例えば泉や津森の安定感が抜群なだけに、7回は岩崎を軸にしながらも3人で回すといった分担をしては、と思う。(西日本スポーツ評論家)

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