九国大付、プロ注目の191センチ長身右腕の柳川が8回無失点

西日本スポーツ 前田 泰子

■春季高校野球九州大会

 高校野球の春季九州大会(第148回九州大会)は27日、大分県の臼杵市民球場などで準々決勝4試合を行い、九州国際大付(福岡)が選抜大会に出場した宮崎商に7-0で8回コールド勝ちし、6季ぶりの準決勝進出を決めた。プロ注目のエース柳川大晟(3年)が完封を飾った。選抜大会8強の福岡大大濠は同準優勝の明豊(大分)を4-0で破った。野田愛真(3年)の逆転サヨナラ3ランが出た興南、選抜大会21世紀枠の具志川商の沖縄勢もそろって準決勝へ進出。28日の準決勝では大分市の別大興産スタジアムで興南-九州国際大付、具志川商-福岡大大濠が対戦する。

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 九州国際大付の最速152キロ右腕柳川が選抜出場校の強力打線を封じた。8回を被安打8ながら、6奪三振。初戦の大分舞鶴との2回戦で完封した山本に続き、得点を許さなかった。「準々決勝の先発を言われていたので合わせて調整しました」。満を持しての登板で結果を出して喜ぶ。

 1、2回は続けて先頭打者に四球。「変化球をひっかけてしまった」と不安定だったが、中盤で「体が開かないように」修正した。直球は140キロ台中盤に抑え、カットボールやフォークを使いながら要所を抑えた。2回戦で3本塁打を放った宮崎商の5番西原に1安打を許したものの、その後の2打席は中飛と二飛に打ち取った。「昨年に比べて直球で空振りが取れるようになったのは心強い」と楠城監督は成長を認める。

 昨秋は初戦の明豊戦で1-1の9回に救援登板したが2四球と三塁打で勝ち越された。「あの試合をきっかけに意識が変わって頑張るようになった」。それまでは練習で甘さがあったというが、キャッチボールでも1球たりとも妥協しなくなった。下半身の使い方を考え、スクワット1400回や投球練習の前の股割りを欠かさなかった。

 191センチの長身右腕を10球団以上のスカウトが視察。広島の末永スカウトは「サイズもあるし、素材は抜群。体の軸ができれば、もっと良くなる。夏まで成長を見守りたい」と期待する。昨年から身長は3センチ伸び、体も投球もまだまだ発展途上。「今まで山本に頼ってきたので、今からは2人で抑えていきたい」と柳川は意気込む。デッカイ体に大きな可能性を秘めて、夏への階段を上がっていく。 (前田泰子)

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 ◆柳川大晟(やながわ・たいせい)2003年8月21日生まれ。大分県日出町出身。川崎小2年の時に「川崎ジャイアンツ」で野球を始める。日出中時代は「日出ボーイズ」に所属し、2年時に捕手から投手に転向。高校では昨夏の北九州市地区大会に登板。昨秋は福岡大会で背番号1だったが九州大会は10番だった。好きな投手はシェーン・ビーバー(インディアンス)。191センチ、85キロ。右投げ右打ち。

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