J1福岡に歓喜呼ぶアフリカからの新戦力「歴史つくれた」豪快弾&バック宙

西日本スポーツ

 ◆明治安田J1第12節 福岡2-0浦和(1日、ベスト電器スタジアム)

 アビスパ福岡はホームで浦和を破り、2000年以来となるJ1リーグ戦3連勝を飾った。前半8分にブルーノメンデス(26)が先制点を奪い、後半41分には4月に合流した新戦力のジョン・マリ(28)がリーグ戦初ゴールをたたき込んだ。リーグ戦で浦和に勝ったのは1999年以来22年ぶり。チームは勝ち点を19に伸ばし、7位に浮上した。

 

 衝撃の一発だ。1点リードの後半41分。途中出場のカメルーン出身FWマリは志知の左クロスを止め、反転して右足で弾丸シュート。「とてもいい気分だ。自分たちの歴史をつくれた」。日本代表GK西川のセービングも物ともせず、福岡に貴重な追加点をもたらし、21年ぶりのJ1リーグ戦3連勝に花を添えた。

 さらにサポーターを酔わせたのは、ゴール後のパフォーマンスだ。身体能力の高さを示す鮮やかなバック宙。「うれしいときは、勝手に自分の体が表現するんだ」。ホームでの名刺代わりの一発で、実力が本物であることを証明した。

 過去に在籍したスロベニアや中国などのクラブで通算174試合に出場して120得点。福岡での目標を「最低でも10~15点」と豪語した。4月28日のルヴァン・カップ札幌戦では、後半ロスタイムの同点弾で移籍後初得点。福岡での公式戦3試合2得点で言葉通りの規格外の活躍だ。

 試合終了間際にはGKの位置を確認し、ハーフライン付近からロングシュート。181センチ、82キロの体格以上に強烈なオーラを醸し出し、貪欲にゴールを狙った。コロナ禍で来日が遅れ、その間セルビアに滞在。家族との時間を過ごしながら「必ず2時間はトレーニングしていた」。ようやく立てたJのピッチを楽しんでいる。

 今回来場者に配られた「応援しゃもじ」の快音に乗せられるように、福岡イレブンも局面の個のバトルで勝ちきった。シュート数では10対6で上回るなど、落ち着いた試合運びを徹底した。

 今季13試合目で初めて「貯金」ができた。長谷部監督は「今は芽が出て成長している。いつ花が咲くかは分からないが、一歩ずつ階段を踏みしめて上りたい」と自信を示す。J1に昇格しても1年で降格が5年周期で続くアビスパ福岡。J1仕様の長谷部スタイルが、クラブに新たな歴史を刻むのは時間の問題かもしれない。(松田達也)

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