好投報われぬ石川柊太 開幕戦以来の白星へのカギは?

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 人事を尽くして獅子を斬る! 福岡ソフトバンクの石川柊太投手(29)が、先発する7日の西武戦(ペイペイドーム)で運をテーマに開幕戦以来となる6戦ぶりの勝利を目指す。今季6度の登板で5度のクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3点以下)をマークする開幕投手は、6日の投手練習で「運が来るように祈るのみ」とすがる思いを口にした。1勝2敗の右腕が、いずれの黒星も喫した相手は主砲山川が7日から復帰予定。久々の白星をつかむため、ベストを尽くす。

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 ペイペイドームで行われた投手練習で、石川は黙々と登板前日のメニューに取り組み、投げた2試合とも土をつけられた西武戦への感覚を研ぎ澄ました。

 「一球一球、しっかり投げるだけです。中継ぎのつもりで。そんな感じになります」。力を出し切ることは大前提。その上で三たび、高橋との投げ合いになる右腕は続けた。「運に任せます。ある程度やるべきことをやった上でのマウンドでの戦いなので。運が良ければ抑えられる。テーマは運で」

 育成出身初の開幕戦勝利を手にし、ここまで6試合に登板して1勝2敗、防御率2・83。チーム唯一、規定投球回に達するなど先発としての役目を果たしながらも、勝ち星は伸び悩む。すがる思いを口にした。

 今季2戦2敗の西武。4月2日のペイペイドームでの一戦は中村に3ランを浴びるなど6回6失点、同16日に敵地メットライフドームでの試合は6回に森に決勝ソロを浴び8回途中2失点の好投も報われなかった。

 過去2戦は長打に泣いた。今回の対戦でも離脱していた2018、19年の本塁打キング山川が復帰する予定だ。昨季の対戦は13打数2安打と封じたが、その2本はいずれもホームラン。「長打率が高いのは分かっている。そこは打たれないようにして、打たれているので。こちらに運が来るように祈るのみ」。細心の注意を払って臨むことには変わりない。

 登板した試合はすべて100球以上を投げ「そういう戦いの中でズレが出てくるのも分かっている」と、投球数が増えていく中での肉体の変化も感じ始めている。週に1度しか登板のない先発投手にとり、最良の“精神安定剤”は勝ち星。「運良く凡打してくれと思って投げます」。死力を尽くし、結果を待つのみだ。(鎌田真一郎)

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