8連敗中の天敵高橋光成は上林が止める「得意ですね」

西日本スポーツ 山田 孝人

 福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(25)が、チームが8連敗中の「天敵」攻略に強い意欲を示した。きょう7日の西武先発はリーグトップタイの4勝を挙げている高橋。ホークスも今季既に2勝を献上しているが、上林には3本塁打を含む通算14打数8安打、打率5割7分1厘のお得意さま。5日の楽天戦で一発を含む3安打4打点と大爆発した勢いのまま、今季無敗の右腕を福岡で打ち砕く。

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 黄金週間を含んだ9連戦を3勝5敗1分けと負け越した工藤ホークス。それでもチームに落ち込んだムードはない。引き分けた5日の楽天戦に好材料があったからだ。今季初スタメンで今季1号を含む3安打4打点。9回には抑えの松井から同点打を放った上林だ。

 8年目の今季はオープン戦まで1軍にいたが、開幕直前に2軍行きを命じられた。黙々と汗を流し、今季初昇格は3日。4日に守備固めで今季初出場し、抜てきに大活躍で応えた5日の試合後には「誰にも負けないつもりで最後までやっていく」と意気込んだ。

 2018年に自己最多の22本塁打を放ちながら、その後は故障もあって出場機会が激減。今季もようやく出番をつかんだ25歳に続けざまにチャンスが訪れそうだ。7日の西武先発は高橋。チームが19年から8連敗中の右腕について「得意ですね。そういう印象はあります」と言い切った。

 強気のコメントには裏付けがある。これまでの対戦成績は3本塁打を含む14打数8安打、打率5割7分1厘。今回と同じく本拠地福岡で迎え撃った17年5月3日には、2点を追う4回に直球を右翼席中段に運ぶ豪快な逆転満塁弾。華々しく勝利に貢献した。

工藤監督「やられっぱなしは良くない」

 今季もチームは高橋を2戦2敗と苦手にするが、いずれも上林は2軍調整中で不在だった。デスパイネが不振で出場選手登録を外れている打線で、完全に「天敵」と化した右腕から快音を奏でられれば、レギュラー再奪取へとつながる最高のアピール材料になる。

 「(西武戦は)出られるかわからないけど、出る準備をしている。(5日に)結果も出たし、(高橋は好相性なので)いいイメージで入っていける。マイナスじゃなく、プラスだけ考えていきたい」。どんな形でも与えられたチャンスで出遅れを取り戻す決意だ。

 今季の西武戦はカード初戦で高橋に2度敗れたのが響き、1勝4敗1分けと黒星が大きく先行。工藤監督も「やられたらやり返すのがこの世界。やられっぱなしは良くない。西武への負け越しを取り戻せるようにしたい」と力を込める。上林が波に乗れないホークスの起爆剤となる。(山田孝人)

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