50歳の挑戦「年を取ってもやれるよね」東京パラ自転車代表・杉浦佳子

西日本スポーツ 松田 達也

 東京パラリンピックの自転車代表に内定している杉浦佳子(50)=楽天ソシオビジネス=が、福岡市に拠点を置くロードレースチーム「VC福岡」に3月から所属し、国内レースに参戦している。「皆さんがすごくフレンドリーに受け入れてくれて、とにかく楽しい」と心境を明かした。福岡との“縁”も力に、金メダル獲得を目指す。

 静岡県出身で、日常的には東京で練習しながら、全国各地で行われるレースには「VC福岡」の一員として出場する。

 トライアスロンが趣味で、2016年4月に出場した自転車のレースで転倒。脳挫傷、外傷性くも膜下出血などで高次脳機能障害が残った。当時45歳。バイクなどのリハビリメニューに取り組む過程でパラサイクリングを知り、新たな目標としてきた。

 「当時は障害者のレースなら自分でもやれると軽く考えていた。それでも日の丸を背負って国際大会に出るなら、本気でやらないといけないと感じた」。17年に国際大会で優勝し、世界のトップに駆け上がった。その後、「VC福岡」の強化合宿に不定期で参加し始めるようになり、力をつけた。

 世界選手権のロード2種目で優勝した実績があり、パラリンピックでの活躍が期待される。1年の延期により、50歳となって迎える大舞台。「お世話になった方に喜んでもらえる結果を出したいし、年を取ってもやれるよね、という姿を見せたい」と意気込む。(松田達也)

 ◆杉浦佳子(すぎうら・けいこ)1970年12月26日生まれ。静岡県出身。2017年パラサイクリングロード世界選手権タイムトライアル金メダル、18年パラサイクリング世界選手権ロードレース金メダル。薬剤師の資格を持つ。155センチ、48キロ。

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