お立ち台でグッズアピールの泉 フル稼働支える準備

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆ソフトバンク3-1西武(9日、ペイペイドーム)

 今季初めてのお立ち台に、泉は「絶賛発売中です」と自らプロデュースして今春に商品化された「いずみんグッズ」のペンライトを手にして上がった。チーム38試合で19試合目の登板とフル稼働中の3年目にとって2年ぶりの白星で通算3勝目。「母には感謝しかない。タカガールデーのウイニングボールは唯一のもの。少しでも喜んでもらえれば」。プロ初勝利も1年目の「タカガールデー」だった右腕は、母の日でつかんだ1勝をかみしめた。

■「いずみんグッズ」アピール

 出番は同点の7回。真下に投げ下ろすオーバーハンドは、先頭の呉念庭を150キロ直球で空振り三振に打ち取ると、角度のある直球に打者からは見分けが難しい縦の変化を織り交ぜ、わずか8球で3人を仕留めた。

 自宅では欠かさずストレッチポールで体をほぐすことに加え、今季からペイペイドームに球団が導入している酸素カプセルに入りリフレッシュすることを習慣化している。「やらなくて打たれたら後悔するので」。防御率は0・60。出番に備え、最善の準備を整えている。

 高い意識が指揮官の選択肢も増やした。「コンディショニングが悪い人がいなかったので、思い切っていけた」。工藤監督は接戦で積極的に救援陣をつぎ込んだ。勝負を懸けたのは6回。1失点だった松本が1死から四球を出したところで、迷わずスイッチ。4番栗山には左キラーの嘉弥真、続く山川に対しては津森と「一人一殺」の継投。2人が期待通り空振り三振に抑え、流れをたぐり寄せた。

 1点リードとなった8回に登板した岩崎は泉に続き三者凡退。4試合続けて9回のマウンドに上がったモイネロが2死から山川に四球を与え、救援陣の「パーフェクト継投」は途切れたものの、最後は呉念庭を二ゴロに封じゲームセット。左腕は今季3セーブ目を挙げた。

 左肘の炎症で戦列を離れている森について、指揮官は「もうちょっとかかるかなという報告は聞いている」と復帰のめどは不透明だ。大きな穴を埋めなければならない状況下で、圧巻の無安打リレーだった。(鎌田真一郎)

 ◆いずみんグッズ 昨季オフの契約更改交渉で、泉は球団に「同世代の栗原や笠谷、板東さんらが活躍して、それぞれグッズが出ていたんですけど。僕だけグッズが(一つだけしか)なかったので作ってほしい」と異例の要望をした。球団は今春、泉が監修した「いずみんグッズ」を発売。法被やTシャツ、フェースタオルなどがある。泉は「球場で身に着けてくれている人を見るとモチベーションになるし、いつも確認している」という。

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