アメフト日本人初のNFL選手へ コロナ禍で1度断たれた夢、27歳の再挑戦

西日本スポーツ 末継 智章

 アメリカンフットボールで日本人初の米プロフットボールNFL入りを目指すキッカーの山崎丈路(27)=オービック、大分市出身=が、カナダのプロフットボールCFLのBCライオンズからドラフト指名された。「ひとまず一つステップをクリアして安心した。目標に向かってCFLでも結果を出す」と7月に現地入りする予定。昨年はコロナ禍で断念した「NFLの登竜門」でのプレーを現実にする。

■V経験で成長

 山崎は練習で最長73ヤードのフィールドゴール(FG)を成功させたキック力が持ち味。日本社会人Xリーグの上位リーグ「X1Super」に所属するオービックに加入した昨季、7年ぶりの優勝に貢献した。

 4月にカナダと米国以外の選手を対象に行われたCFLの「グローバルドラフト」で全体の19番目でBCライオンズから指名。予想していなかったチームから声が掛かって驚きを隠せなかったが「ここ数年キッカーが結果を出してNFLに行っている。先見の明を持っているところに選んでもらえたのは自信が持てる」と好印象を抱く。

 昨年もCFLの複数チームからオファーを受けたが、コロナ禍でリーグが中止になったため挑戦を断念。ショックはあったが「オービックにいた1年で大きな舞台を経験でき、精神面を学べた」と感謝する。

 特に印象に残ったというのが昨年11月の「X1Super」パナソニック戦。味方のタッチダウン(TD)で同点に追いついた直後にキックを決めて勝ち越した。チームはこの1点リードを守って35-34で競り勝ち「人生の中でも重要な場面で成功できたのは大きな経験になった」。一方で昨年12月の富士通との日本社会人選手権決勝「ジャパンエックスボウル」では13-7で迎えた第3クオーターにFGを外した。一蹴りの大切さを肝に銘じた。

■「結果を出す」

 今回CFLのグローバルドラフトでは日本から山崎を含む6選手が指名された。日本人初のNFL入りへの期待がかかるが「最初の一人になれたらうれしいが、固執はしない。目標を定めて結果を出す」。FG成功率85%以上をノルマに、北米大陸へ乗り込む。(末継智章)

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