狙った補強?鳥栖、強化担当者の目&監督の腕に驚き ACLも見えてくる

西日本スポーツ

 今季序盤のJ1で大きなサプライズとなっているのが、サガン鳥栖とアビスパ福岡だ。両クラブともに14試合を消化し、鳥栖は勝ち点27を積み上げて4位。福岡はJ1でクラブ初の4連勝を果たし、同22で6位まで順位を上げた。

 一方、大分トリニータは7連敗を喫するなど苦しんでおり、同8で降格圏の17位と低迷している。西日本スポーツ評論家の中払大介氏に、鳥栖と福岡の強さの秘密、大分の浮上の鍵を語ってもらった。

【サガン鳥栖編】

 鳥栖は新加入の選手の活躍が目立つ。6ゴールを挙げている山下、仙頭、飯野らはJ1でほとんど実績がなかった。特に山下はポスト役だった昨季の千葉とは違う働きをしている。スペースを見つけ出し、ゴールを狙ううまさを鳥栖が引き出した。昨季までJ2で目立っていた選手たちとはいえ、チーム戦術に合うと判断して補強したのなら、強化担当者の眼力と戦術を落とし込んだ金明輝監督の手腕に驚かざるを得ない。

 鳥栖は3―1―4―2のシステムが基本だが、相手のシステム、戦術によって微妙に個々の選手が立ち位置を変え、スペースを見つけてボールを保持し、試合の主導権を握っている。その中心は中野伸。17歳とは思えない戦術理解度だ。

 現状3位以内のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場を十分に狙える戦いぶりである。ここまでの失点はリーグ最少の5。守備が安定しており、今後の課題は得点力になる。強さとスピードの林、テクニックの山下、本田らに加え、新外国人のドゥンガ、オフォエドゥが鳥栖のサッカーに慣れ、攻撃のバリエーションが増えればACLが見えてくる。(西日本スポーツ評論家)

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